がんは感謝すべき細胞です。

高血圧で悩んでおられるかたに「森下自然医学」２０１１年１月号の記事を下記に紹介させていただきます。

血圧は身体のどこも悪くないのに異常に高くなることはありません。
血圧が高くなるのは、身体に高い圧力で血液を循環させなければならない必然性が生じているためです。

異状血圧を必要としている身体の異常性を治さずに、血圧だけを低くすることはむしろ害があると考えた方が良いでしょう。
降圧剤を飲んで数値的には一時的に下がっても、根本からの改善にはなっていません。

高血圧を要求する身体の条件とは...血液の粘稠性が異状に高まっていることがあげられます。
その原因は動物性蛋白質の過食と考えられます。

動物性蛋白質は、私たちの体内でうまく処理されず、代謝の過程で様々な酸類や窒素化合物などの老廃物質を生じさせます。

この老廃物質を完全に排出することができず、血液中に残してしまうことが、血液の粘稠性を高める原因となります。

粘稠性の高い血液が一定の内径の血管内を移動するわけですから、血液を押し出す力も普通よりも強くならざるを得ません。

そのため、心臓にかかる負担もそれだけ大きくなり血管壁の受ける血圧力（血圧）もより強くなって血管の老化（硬化）も早めるので、動脈硬化や脳梗塞などのリスクも高くなります。

高血圧を改善するためには、生活習慣を見直しましょう。
食生活は、玄米・雑穀を主食とし、旬の野菜や海藻を副食にすることが一番の近道です。

また、腹八分目・咀嚼をしっかりすることもポイントとなります。
更に、心穏やかに過ごし、ストレス解消にも努めましょう。
ご自身が楽しいと感じる方法で身体を動かすことも大切です。

お茶の水クリニック森下敬一院長は「降圧剤を飲み続けるとガンになる可能性が高い」とおっしゃいます。
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森下院長は、動物性蛋白質とともに精白食品も、血液の粘稠性を高める原因となっていると次のように指摘しています。

炭水化物は、われわれの体にとって、何よりも重要な栄養的要素だが、精白すると、共存しているミネラル・ビタミン・酵素成分が失われる。
そのため腸壁から異常な速さで吸収されてしまう。
消化が良くなりすぎるのである。

その結果、血糖値を急上昇させ、血管壁にあるインシュリンを引き出してしまい、そこに脂肪変性をおこす。
脂肪変性がおこると、血管は弾力性を失い、硬くなってしまう。
このように、動蛋（動物性蛋白質）食品とは別のやり方で、深刻な動脈硬化を引きおこすのである。

高血圧を根治させるためには、玄米・菜食に切り替えることが絶対条件だ。
とくに海藻を積極的に摂ることが大切。日本ソバも有効。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

ここで言われています「精白食品」とは、白米・真っ白い小麦粉・白砂糖などであり、これらを材料にして製造されている麺類やパンも含まれます。