西海パールラインを北上し、熊本へ向かう。
なんと、正月なのに14度、曇りでこれじゃ晴れたら体感20度超すだろ。
カピバラが露天に入らず池で泳ぐわけだ。

西九州自動車道、長崎自動車道と東へ。
結構な距離だが、プリウスは高速安定性抜群で楽。

さらに大分自動車道を東へ。
九重ICで降りて、

国道387を南下。
この通りは、壁湯温泉、宝泉寺温泉、川底温泉、串梶温泉、岳の湯温泉、はげの湯温泉、守護神温泉、日平温泉、奴留湯温泉、さらに南に、田の原温泉、黒川温泉と、温泉街道。
知らない温泉いっぱいある。

山里の道を東へ。
標高1500mの涌蓋山（わいたさん）が見えてきて、その中腹に何本も湯煙が上がっている。
右手前に以前泊まった たけの蔵。

はげの湯温泉は、山里のひなびた温泉で、山翠、まつや、わいた山荘、たけの蔵、日帰りのくぬぎ湯、共同浴場と数少ないがどれも人気。

15:50、一番上の山翠。
駐車場もいっぱい。
 
坂の左に本館、右に水車小屋やいろんな温泉、湯煙もいろんなところから。
 
まずは本館へ。
離れ送迎用のカートもある。
入り口の大きな生け簀には、アジ、伊勢エビ、カンパチ、タイなど。
 
本館フロントでチェックイン。

その後、案内されて、車で坂の上に移動。
 
上の高台の駐車場にある離れ。
4室のうち、一番手前の連翹（れんぎょう）だった。
 
アプローチを上がって、玄関を入ると、左側に水回り、右に主室。
 
主室は8畳、縁側付きで、西の方の山々を見下ろせる。
その奥に寝室。
 
ツインベッド。
縁側の方から、お風呂。
 
洗い場、そして半露天。
 
和室には、空気清浄機、ＴＶ、姿見。浴衣、足袋。

仲居さんにお茶をいれてもらって、説明もある。
 
水回りは、ミニキッチン、IH、ポット、冷水、空の冷蔵庫、
 
洗面所、トイレまで充実。
持ち込みも自由。
これで、正月料金27000円×2-ふるさと割15000円-じゃらんポイント2700=36300円とすごいコスパだ。
通常なら曜日関係なく、半露天付き離れ一人18500円、露天付き客室15500円と信じられない値段なんだ。本州の宿なら35000円、25000円はするから、たけの蔵もそうだが、はげの湯温泉はダントツのコスパと内容なんだ。

 
駐車場からは、高台に仙人の湯、下ると本館。
高台にあるので、はげの湯温泉を見下ろせる。いろんなとこからモクモク。

仙人のゆ。
入り口からもモクモク。
 
入ると、広めの休憩所。
日帰りも人気だけど、15時までなのでいない。
奥から外に男湯・混浴露天・洞窟風呂、奥に女湯・家族風呂。
 
女湯の右下にも家族風呂があるのだが故障中だった。
手前の家族風呂へ。空いていれば自由。
 
立派な岩風呂で、家族で入れる広さ。
柵はあるけど、屋根越しに眺めはある。

外に出て、左に洞窟風呂、右上に男湯、さらに上に混浴露天。

洞窟風呂。
 
家族風呂で、立派な内湯と洞窟風呂で面白い。
 
次は、右に上がって、男湯。
 
内湯はこぢんまり、露天は横長で山から見下ろせる。
温泉はすべて源泉掛け流しで、無色透明だが湯花が舞い硫黄臭少し、熱めで最初ぴりっとしてじわじわあったまる。素晴らしい泉質だ。


さらに上にあがって、
 
混浴露天。
手前が女性用入り口、奥が男性用。
脱衣所があって、洗い場はなし。

浅めだけど広くて立派な岩露天。
遠くの山々まで見えて、温泉もすばらしく、浅め広めだから熱めからぬるめまでなって、最高だ。
岩の向こうは女性側。

ツレしかいなかったんで。
こちら側の方が広々で、見晴らしがいい。
九州を代表する露天といえば、由布岳が見えて広大な夢想園、黒川の渓流沿いで広い山みず木、渓流沿いで自噴の妙見石原荘、錦江湾を見下ろし白濁湯の旅行人山荘、などあるが、ここもその一つだろう。
てか、どれも日本を代表する露天で、九州のレベルはすごい。
ちなみに、浅くて透明だし、結局男性もこっち側に来るから、女性が入るのは人がいないときかおばちゃんしか無理だろう。湯浴み着でもあればいいね。
標高800mで冬で空気は冷ためで、入っては岩に腰掛けの繰り返し、ずっと貸し切り状態だったし、最高だった。
宿泊時間帯は宿泊者専用で、全15室しかなくて、その多くに露天がついてるし、さらに家族風呂が11個あるからね。