テーマ:海外生活(7780)
カテゴリ:ペルー生活
リマは砂漠気候で、年間を通して滅多に雨が降らない街だ。
冬はlloviznaと呼ばれる霧雨がたまに降る程度、 フンボルト海流の影響もあって、冬の湿度は100%近くなるが、 その空中で保たれた水分が粒となって降ることはあまりない。 あっても夜間が多く、ペルーに来た時も 「リマは雨が降らないし降っても夜とか明け方くらいだから、傘がいらないのよ」 とペルー人に自慢?されたほど。 ところがこの冬はとても変。 数週間ほど前はまるで夏に戻ったような青空が広がったり、 暑くて半袖で十分な天気だったりした。 そしてここ数日は雨だ。 しかも昼間ずーっと降っている。 今朝に至っては傘なしでは歩けないほど降っていた。 屋根がフラットで雨に対応した作りではない家が多いので、 雨がやんだ後、あちこちで対応に追われる人を見た。 やっぱり異常気象なんだろうなぁ。 とはいえ日本のように極端な豪雨や台風もなく、 暑い寒いといっても気温的にはせいぜい10~30度の間。 やっぱり暮らしやすいよね、ここは。 ありがたいなあと思うのであります。 昨日、なんと1年半ぶりに、スレマ先生に会う機会を得た。 スレマ先生は私のスペイン語の先生で、 とってもとっても素敵なセニョーラだ。 彼女のおかげでスペイン語が楽しくなったともいえる。 (今はまたすっかり文法を忘れているけど。) 「ペルーに帰ってきたら必ず連絡してね」 と言われていて、自分もそのつもりだったが なんとなく連絡しそびれ、なんとなく月日が過ぎて、 気が付いたら最後の授業から1年半近く経っていた。 それでも彼女の人柄は変わることなく お互いに旧友に再会できたことを心から喜ぶことができた。 思い切って会ってよかった。 彼女ともう一人のセニョーラと3人での会話の中で、 先生の故郷ワラスの話になった。 ワラスはリマの北、アンカッシュ県の中心地、 世界遺産ワスカラン国立公園やチャビン遺跡観光の拠点となる町。 私も2年前に行ったことがある。 そしてパストゥルリ氷河にも行ったんだっけな… でももう今は、その氷河も入山禁止らしい。 地球温暖化で氷河がものすごいスピードで失われている。 世界自然遺産が消える アンデスの氷河に迫る温暖化 記念すべきライター第一号の記事(ちとオハズカシイですが) この時がもう最後だったんだろうな。 南アメリカ大陸最南端、パタゴニアも温暖化の影響に喘いでいる。 私が2007年~08年の年末年始に訪れた時はまだ見ることができた オネジ湖やウプサラ氷河も 08~09年の同時期に旅行した人は、もう見ることができなかったそうだ。 今更人を寄せ付けないようにしても、もう遅いのだけど… 雨のせいかな、 色々なことをぼーっと考えてしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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