念願かなって「法界坊」シネマ歌舞伎での再会
「シネマ歌舞伎・法界坊を観て、そのあと新年会」名古屋の平成中村座行きのきっかけを作ってくださってそのうえ、行き帰り同行していただいた、恩ある彼女のウレシイお誘いです。銀座(築地)にある東劇で12月26日から「法界坊」を上映するこのニュースは知っていましたが、26日は歌舞伎座千穐楽。年末か年始、絶対観に行きたいと機を狙ってはいたのですが…今、を逃したら じぇりさんとユックリお話できる機会がないと思ったので、とおっしゃっていましたが、彼女こそお忙しい方。なのに、大事な一日を私と一緒に過ごしていただけるのは光栄です。最初の「法界坊」は一昨年の11月の浅草。舞台袖の2階に設けられた「桜席」でひとりで観ました。役者さんの演技がつぶさに見られて珍しく、ありがたい体験をしましたが、ラストの背景がパン!と割れるシーンは一部分しか見られませんでした。そして、昨年の名古屋の「法界坊」チケットがどうしても取れなくて、やはり体操教室がご縁で知り合った若いお嬢さんとご一緒に花道の真上のあたりの2階に立ち見で観ました。書き割りが割れ、お城の石垣が見えた時は、うれしくて涙が出そうでした。その日以来、そのお嬢さん、「野分姫」さんと親しくしていただいてます。「野分姫」とはお芝居の中で七之助君が演じるやんごとなきお姫様の名前。そして、年が明け、初観劇が東劇のユッタリ シートに座ってアップも引きも、いいとこどり、オペラグラスいらずのシネマ歌舞伎で「法界坊」が観られるなんて、こいつは春かラ ッキー♪「あ、コレコレ!」と好きなシーンの数々に懐かしさを覚え、また舞台で観た時には気づかなかったところを発見もできて大満足。中村座の「法界坊」はコミカルな部分と最後のダイナミックな殺陣と、どの部分も充実していて最後まで飽きさせません。ラスト、歌舞伎体操教室の橋吾先生の大活躍もしっかり目におさめました。そのあと、歌舞伎座前を通って、急に幕見で「京鹿子娘道成寺」を観ることに。これは想定外だったけれど、新しい演出、罰当たりな破壊僧の法界坊を観た後に古典的、上品な舞踊と様式美の歌舞伎の二面性を味わえたことはなにより嬉しいことでした。翌日からは仕事だけど、楽しく休む(遊ぶ)ためには、しっかりお仕事しなくちゃね!とパワーをたくさんいただきました。そのあと、彼女と入ったお店はね、「サッチーホッコーさんと美女たちの忘年会」の候補に入っていた「紅葉」を眺めながらお食事できるあのお店でした。別のお店に決まったのに面白いね、ご縁があったのね。シネマ歌舞伎の「法界坊」はまだまだ上映していますので歌舞伎に興味がある方、ぜひおススメですよ。舞台と同様、休憩時間もはいり、濃い中身なのに2,000円、オペラグラスなしで気軽に楽しめます。(1月3日 法界坊 東劇 シネマ歌舞伎)