かっぱちゃんの気ままなブログ

アルゼンチン。

陶芸教室を始めて自宅工房で始めた場所。

主人の海外駐在に伴い、３～４年ごとに引越しの私は、まずその国の言葉を覚えるところから始まる。

言葉が出来ないことには陶芸もへったくれもない。

はじめの一ヶ月まだ家が決まっていなかったこともあって、ホテルにこもって一ヶ月、独学でスペイン語の単語と文法を頭に入れた。

後は実践、喋らないと！

ということで、家が決まってからは家庭教師に月曜日から金曜日まで来てもらった。

まだ下の娘が乳飲み子（生後１年経っていなかった）ので苦肉の策だった。

そんな折であった、色々な人々。

とくに、１００年ほど前に日本から移民でアルゼンチンに移住された日系２世、３世の方たちとの出会いは、一言では語りつくせない。

陶芸を言うものを通じての友情は、本当に一生の宝もである。

今朝ほど、懐かしい方の名前がメールに。

アルゼンチン時代、ともに陶芸をした友人。

クララさんからのものだった。

クララさんはメールに日本語が使えるソフトが入っていないので、いつも暗号のような

ローマ字のやり取りになるのだけれど。。。

数年ぶりの暗号のような温かいメールに涙があふれた。

アルゼンチンの思い出は今では良いことばかりだけれど、住んでいた当時は０歳と３歳の娘を抱え、スペイン語を覚え、陶芸教室を立ち上げ、数々の事件！？（たくさんいるんだなあ。。。悪い人も。。。）と立ち向かい。。。

何よりも必死だったから、遊んでいられなかった。

いつも家にこもって作品を作っていた。

同じ日本人の駐在員の奥さん達からは、｢陶芸ばかりしている日本人嫌いの変人」（きゃ～～～）

といううわさまで立ったらしい。。。

陶芸ばかりしている。。。

は本当だけれども、日本人は嫌いじゃないし。。。

まあ、変人と言うか。。。陶芸オタクである。

とにかく、朝プールに出かけ２０分泳いで８時に家に戻り、コーヒーを入れたら、娘達

が幼稚園から帰る４時まで、ず～～～っと家の中。（次女も１２ヶ月から通園）

まあ、変人ではある。

そんな出来事の中、陶芸仲間は本当に私の宝物だった。

アルゼンチンから便りがあるたびにあのころのことを思い出し、がんばらなくっちゃ！

と思うのであった。

↓ブエノスアイレス　日本庭園　での個展より

↓家のベランダから見える、ラプラタ川。。。