気まぐれ屋。

昨夜てか日付的には今日。いつもどーりキッチンで間もなく帰って来るダンナとの晩御飯の準備に追われながら、“その瞬間”を迎えた。
振り返れば三十路の大台に乗った日からもう、気の遠くなるほどの年月が流れてる。前を見れば、40の扉に手が届く距離までやって来た。ヤバイ、ヤバすぎる！
こんな半熟大人でいいんだろうか？　こんな未完成女でいいんだろうか？　
自問自答しながらも、取り敢えずダンナが帰って来たんで、フレシネちびボトルで軽く乾杯など。３ヶ月以上禁酒の身(でもこの前の日曜にもイタリアン食べながらグラスワインで前祝杯したけども)なので、久しぶりに家で味わうワインは、どんなものでも酔えそうだった。
明けて今日。朝から日本代表の感動の場面が垂れ流し状態で映る画面を、こまめにチェックしながら、いつもどーりの家事をこなす。友からのプレゼントやメールをありがたく想いながら、少しずつ本当に少しずつ、今日が昨日とは違う特別な日であることを実感。
夕方近くになり、急いで支度を始める。今日どうしてもしたかったこと。それは、来週面接を受けるので、そのための履歴書と登録用の証明写真を撮ってもらうこと。今日を一歩にしたかった。私が新たな私を始めるこの日、どんな顔をしているか、どんな顔をしていたか。それを記録しておきたくて。
写真屋さんで仕上がった写真を貰う。さすがに歳は隠せないかな？(苦笑)でも、力の抜けた穏やかな表情は、三十路の頃にはできなかったものだ。三重と書いてさんじゅう。これまでの私には、三つ以上の苦しみが重なっていたような気もしないではないが。ひとつひとつの苦労も、まんざら悪いことばかりじゃないらしい。かなりイタイ時もあったが、色々学べたもんな。まだまだ心は幼いままだけど。いつか心が身体に追いつく日が来るように、日々精進、の人生だー。
とにもかくにも緩々と初日が過ぎました。
年齢的にはがけっぷちだけど。思ったより悪くはないね。明日からも笑顔で！
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今日のひとこと。「これからまた祝うとします。」