やさしいせかい。
数年前から既に、ネット上では「ノンデリ」という略語の形で流行っていたらしい。そのことを“今回の記事”を色々調べている中で知った(遅すぎ💧)。「ノンデリ」とはつまり「ノンデリカシー」という和製英語で、周りへの配慮が欠けた無神経な発言や振る舞いを指すネットスラングなのだそう。* * * * * *講談師の神田伯山は、これまで自身の講談中の『鑑賞マナー』について啓発活動を続けてきた。それでも状況は変わらず、上演中に携帯電話の着信音やアラームが鳴るという。彼はSNSでその問題の深刻さに触れ、「他のお客様に迷惑」と述べた上で、早速『対処策』を明示した。なんと来場者のために『鍵付きスマホ預かりボックス』を用意したのだ。呼び掛けるだけでは全く状況が変わらない。ならば、主催する側から「変わらねば」ならない。我々人間はもうスマホが身体の一部になって、それを使うのが当り前すぎて、オンオフの切り替えさえ忘れてしまっているらしい。前にもこのblogで、某ミュージシャンのライブ配信を観た後に、似たようなことを書いた。その時は、直ぐ目の前に本人がいるのに、スマホ越しに撮影しながら観ている人達ばかりなことにショックを受けたのだ。かつて音楽業界を支えてきた者として、実に悲しい光景だった。私が音楽業界にいた頃は、今のように携帯電話が手放せないという時代ではなかった。音楽ライブの公演中に携帯電話を手に、しかも録音録画しながら観るなんてことは許されなかったし、それをする不届き者が稀にいたとしても“真のファン”ではなかったと言える。今はSNS等の普及により舞台に立つ人との距離が近くなりすぎて、演者に対する尊敬の念が薄いようだ。私もスマホ時代になって様々な会場に行って、それを感じている。観客の『鑑賞マナー』の低下を、「そんな時代だから仕方ない」で済ませてはいけないと思う。既に雑誌を離れた小市民の私には、何の力もないけれど・・・「せめて上演時間だけでもスマホを手放してほしい!」と切望する伯山氏やスタッフ達の窮余の一策。この意図が、彼の講談を楽しみに来るお客さんに理解されるのを心から願う。できればこの先、どの主催者側の想いも来場者全員にしっかり伝わり、催事会場での各自のマナーに対する意識が向上する世の中になってほしい。そして自分のスマホを大事にするのと同じくらいの心構えで、周りの人や状況に気を配れる人人が増え、『優しい世界』になりますように🙏★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「遂に二巻目を手に入れてしまった♪」 本なら売るほど 2 (ハルタコミックス) [ 児島 青 ]