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カテゴリ:こどもとの生活
風邪気味だったのがどうやらすっかり治ったらしい娘。
朝の家事が早く終わり、お天気がいいので、ちょっと外の空気が吸いたい私。 お外におでかけしようか?と尋ねると娘は、うん!と喜んでいる。数日おうちの遊びばっかりだったものね。 買い物がてら出かけることに、いつも行くスーパーマーケットには幼児用の遊具がある。娘にとっては、スーパーマーケットへ行く、イコール、すべり台。 これまで自転車で行くばかりだったけれど、思い立って、歩いていくことにした。 気分がよい時にできるだけ歩くようにしないと、お腹が大きくなる妊娠後期にエライ目に遭う。体重管理もそろそろ意識しなくては。 2歳になる前にベビーカーに乗るのを嫌がるようになった娘、自分で歩きたいものの、途中で、抱っこー!と言い始めるかもしれない。どうかな?と思いつつ出かける。 買い物は自分が余裕もって持てるぶんだけにはしたけれど、娘はよく歩く。 スーパーマーケットの遊具で遊んで満足したのもあるだろうし、何より、自転車や自動車で通る同じ道も、歩くと視点が変わる。いつも気づかないものに気づくことができる。 自転車なら10分とかからない道のりが、娘の足取りだと30分。それでもてくてく歩くのはいいものだ。 飛び回る雀、咲いている花、木になっている木の実、体育の授業中の中学生、お散歩中の犬、犬小屋の中でお昼寝中の犬、空を飛ぶ飛行機、道を走る車でさえ娘の目には新鮮だ。 ひとつひとつ発見しては、「あ、ちゅんちゅんいた!」「わんわん、ねんね」「ひこうき、いた!」と指さす。 娘の目にはいつもの道も「発見」の連続だ。一緒にいる私にもその「発見」の喜びを分かち持たせてくれる。 帰り道に1度だけ、「抱っこー」と言った。 咄嗟にどうしようか、と思ったけれど、車の往来が少ない道ではあったので、じゃあそこに座ってごらんと言うと、道端でしゃがみこんだ。 ちょっとしゃがんだだけで、気を取り直す娘。そうだ、休みながら歩けばいいんだよね。 しゃがみこんだ娘の目の前にはコスモス畑、ほら、やっぱり「てくてく」は素敵だね。 ポストに郵便物を投函するのに寄り道したコンビニでもらった、ハロウィンの残り物の棒つきキャンディをマイクに見立てて、えんえん「アンパンマン」を歌いながら帰宅した。 午後、お昼寝の時間はぐっすりねんねした。 昼寝から目覚めて、「ママー」と呼ぶ。寝室に行って、ベッドの娘の顔を覗き込むと、ちょっと寝ぼけ眼。 そしていきなり、「きりんさんがいた」と言う。え?と尋ね返すと、もう一度はっきり「きりんさんがいた」と言って、今度は枕もとの窓を指さした。 窓の外にきりんさんがいるの?と言うと、神妙な顔をしてうなずく。どうもそういう夢を見たみたいだ。だから娘にとっては現実の話。 カーテンをちらっと開けて外をのぞく振り、あらーママには見えないわーでも○○ちゃんは見えたんだねーと話しかける。 すると、「どうぶつえん、いったねー」「きりんさん、いたね」「ぺんぎんさんも」と続けた。そうか、動物園に行った夢を見たんだー。 今月で2歳半。 自分の世界を、自分の言葉で説明することを始めた、とても不思議で、とてもうれしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月05日 07時08分23秒
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