初めてのピアノ教室
娘に、初めてお稽古ごとを始めることにした。いろいろ考えたが、結局ピアノ。幼稚園のお友達のお母さんの紹介で、月2回近所へ個人レッスンに通うことになった。クラスの仲良しのお友達の先生だから大丈夫だよーと説得した。何事にも初めてのことに緊張しやすい娘、初めてのお稽古の日は、ご挨拶どころか一言もお話しできないままになりそうだと危惧していた。先生は「みんなこんな感じですよ」とおっとり、あっさりした感じで対応してくださって、初めはうつむいたままだったのが、小さい声で先生の質問に答えられるようになった。レッスンの教本は幼児用の。(今の初心者向け教本ってバイエルばかりじゃないのねー)かたくなな様子で受けた初回のレッスンだったが、グランドピアノで4小節の曲を(「あひるのさんぽ」、右の「ド」の音しか使わないけど)、曲がりなりにも譜面どおり弾けたのだった。やったー。教室では緊張しきっていたけど、帰宅してさっそく「しゅくだい」をしていたし、パパに「みて!」と鍵盤ハーモニカ(うちにはまだピアノがないので。これも早く用意しなくては…)で披露していた。秋の終わりに、幼稚園での発表会では本格的な器楽演奏もある。仮に音楽家を目指さなくても、音楽を窓口に自分の世界を広げていくこともできるだろう。もう指は動かないけど、小学生の私がバイエルとソルフェージュで習ったものは、アップライトピアノを用意してくれた両親の愛情とともに、私の財産となって息づいている。娘もまた、この先続く音楽の入口にちょうどよく立てたのかなぁと思う。私ももう一回バイエルからでいいから、再開したいなー。