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テーマ:ニュース(100405)
カテゴリ:その他日本企業
村田製作所は、RE100の実現のために、新たに国内4工場に合計発電容量約4MW(3,966kW)、蓄電池容量約2.7MW(2,690kW)の太陽光パネルと蓄電池システムを導入する。将来はこれらの工場を100%再生可能エネルギー利用工場とすることで、グループ全体の事業活動における使用電力の再生可能エネルギー化を推進するとともに、地域社会の環境負荷低減に貢献することで持続可能な社会の実現を目指す。 同社が、新たに太陽光発電システムと蓄電池システムを導入するのは、仙台村田製作所(宮城県仙台市)、伊勢村田製作所(三重県津市)、ハクイ村田製作所(石川県羽咋市)、ワクラ村田製作所(石川県七尾市)の4工場。 新たに導入するシステムは、仙台村田製作所の太陽光発電システムが666kWで年間発電量740MWh、蓄電池容量1,076kWh、年間CO2削減効果361トンを見込む。伊勢村田製作所は太陽光発電システムが1,316kWで年間発電量1,541MWh、蓄電池容量538kWh、年間CO2削減効果619トンを見込む。 ハクイ村田製作所は太陽光発電システム1,289kWで年間発電量1,233MWh、蓄電池容量538kWh、年間CO2削減効果602トンを見込む。ワクラ村田製作所は太陽光発電システム695kWで年間発電量643MWh、蓄電池容量538kWh、年間CO2削減効果314トンを見込む。 同システムは、2021年11月に金津村田製作所(福井県あわら市)に初めて導入した。今回の導入により国内5工場で稼働し、自家発電設備によるCO2削減効果は年間累計で1,897トンになる。 同システムは大規模ソーラーパネルと蓄電池ユニットに、生産計画・電力消費・気象情報・発電予測の各情報を統合管理し、リアルタイムでエネルギー使用の最適化を行うことができる独自のエネルギーマネジメントシステムを組み合わせている。 発電が可能な日中は、生産量の増減や天候の変化をモニタリングしながら自家発電の利用と蓄電池の充放電を効率的に行い、系統電力の供給負荷を安定的に低減する。また、夜間は日中の電力需要に備えた蓄電池への充電を行い、系統電力の供給負荷の安定化に寄与する。 同システムは、村田製作所の二次電池が持つ強みを生かした蓄電ユニットを活用しており、長期間にわたって安定的な稼働が期待できる。気象条件や生産品目など、拠点ごとで大きく異なる操業状況におけるシステム稼働状況を分析し、知見を蓄積することで、今後さらに多くの事業所・工場への展開を目指す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.02 10:13:29
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