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テーマ:ニュース(99644)
カテゴリ:気になる話題
柳沢厚労相が先日、松江市で開かれた自民党県議の集会で講演し、少子化対策についての話題の所で、女性を「産む機械」と発言したそうですね。
柳沢厚労相の発言は、「15から50歳の女性の数は決まっている。生む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」・・・とまぁ、良くぞ言ってくれましたねぇ! 近年にない名言を吐いてくれました!御年71歳。女性を同等とはみなしていない人の発言としか思えません。「産む機械、装置の数は・・・云々」発言は、とても謝って訂正したからと言っても、聞いてしまった人の嫌悪感が消えるものでは有りません。 おまけに「一人頭で頑張ってもらうしかないと思う・・・」と言う発言もどうかと思います。”一人頭で”って!居酒屋で割り勘の話をしてるのと同じ発想!?完全に女性を生む道具としか見ていないから頭割りでしか考えられないんですよ(苦笑)。これが厚労相のトップの発言かと思ったら情けなくなってきます。 何か次元の違う思考回路と言うか・・・ 今どうして少子化なのか?を政府は本当に分かっているのでしょうか?余りにも出産と言うものを低く考えておられるんじゃないでしょうか?去年、奈良県内の病院で脳内出血を起こし重態になった妊婦さんが、設備の整った病院へ救急車で搬送先を探し回った。しかし、一刻も争う病状なのに19病院に搬送を断られ、最後にやっと大阪府内の病院で受け入れられた時には手遅れで亡くなってしまいました。 その後、その死亡した妊婦さんが最初に重態に陥った病院は、産科診療を休止し分娩を取り扱わない事になったそうです。その妊婦さんを担当した産科医が長年にわたる激務や妊婦死亡をめぐる対応で心労が重なって診療を続けられなくなった事や、別の産科医確保の見通しが立たない事が理由らしい。 産科医不足、さらに小児科医不足と言われて久しいですけど、地方での現状は国の無策によって酷くなる一方みたいですね。子供を育てる環境不安どころか、そもそも子供を産むまでの段階で妊婦さんには厳しい現実が有るんですよ。健康保険が使えない高い医療費に病院不足、困難な出産後の社会復帰、こう言う現状で2人目、3人目と産みたいと思えますか?政府の勝手な”一人頭”計算で産めよ増やせよ!の号令かけられてもねぇ・・・。 よく「出産は病気じゃないんだから!」って言われることですが、・・・病気じゃないけど、出産によって死亡するケースが有るんです。男性が思っている以上に出産と言うのはリスクを抱えている命がけの行為です。病気じゃないけど、少しの油断で人の命が左右されるものなんです。軽々しく「出産は病気じゃないんだから!」なんて思って欲しくない。 ましてや、たとえ話にしても機械!?装置!?なんて発想は有り得ないです。この発言内容が子供達の心にどのように響いたのか心配です。 ちょっと加筆訂正しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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