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テーマ:映画館で観た映画(8464)
カテゴリ:映画
惑星の紛争により難民となった地球外生命体「X」。アメリカに追従し、その難民を受け入れることになった日本。人間にそっくりな姿で、世間に紛れて生きている「X」に対し、不安を抱く日本人。週刊誌などは、「X」を炙り出そうと躍起になっていた。週刊誌の記者である笹憲太郎は、「X」疑惑のある人物の1人柏木良子に記者であることを隠して近づき、やがて2人は恋人関係になる。果たして、良子は「X」なのか、真相解明と良心との間で苦しむ憲太郎との関係はどのような展開を迎えるのか。 なんか思惑通りに乗せられた感じですごく癪なんですけど… やっぱり怖いですよね。こういう話。 人の未知なるものに対する恐怖心、そこからくる敵対心や嫌悪感、世論や集団心理の恐ろしさ… そういうものが描かれてる作品でした。 テーマもわかりやすいし、映画は地球外生命体の話だけど、人種差別や、性的マイノリティの方々への偏見、そういうものも同じですよねーって言いたいんですよね。 見え見えやん、って思いながらも… うん、やっぱり怖い。 そんなに目新しいさはなかったように思いますね。 よっぽど失敗しない限り、このテーマは観てる人も共感しやすいと思うんですよ。 だから面白くないとかはないし、考えさせられる部分も多い… でも…今作は、若干事故ってた気がする。 三流映画の雰囲気が否めなかったのは何故だろう。 地球外生命体っていう設定上仕方ないのかもしれないけど、けっこう陳腐な演出も多かったんですよねー。 テレビの怪談特集番組の再現VTRみたいな演出。 脚本もあんまりだったかな? 大きくは疑惑に上がった2人の女性それぞれを軸に話が進むのですが、別に上手いこと繋がってるわけでもない。 素晴らしいと思ったのは、 一見フラットで偏見のない考え方をしているグローバルな人間に見せかけて、実は何も考えてない1番イライラするタイプの男… を演じた野村周平ですね。 自前の性格なのかな?こういう役似合いすぎる。 それ以外は特に褒めるところはないですが、考えないといけないテーマではあるから、観て自分の中の偏見と向き合ってみるのもいいかもしれないですね。 ★★☆☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.22 00:00:17
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