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昨日の小泉首相のイラク最後通告支援の記者会見を見て、ワンフレーズ・ポリティクス(一言政治)の終焉を感じたのは私だけでしょうか?
米国ブッシュ大統領のイラク最後通告演説の3時間後、小泉首相の米国支持が記者会見でワンフレーズ・ポリティクスとして表明されたのです。何の信念も感じられず、米国のポチとなった無様な姿が露呈したのです。 従来から彼の説明責任の不足がマスメディアで追求されていますが、それでも今までの内閣から見て、彼がそれでも少し国民寄りに近づいていると思っていました。従来の自民党首相は都合が悪くなると、マスメディアに対して沈黙し、取材を拒否して来たのです。 小泉首相は未だ一日二回の記者会見をワンフレーズ・ポリティクス(一言政治)と誹られようが変わらず続けているのですから、その態度は評価出来ると思いました。 但し、今回の戦争問題ではワンフレーズ・ポリティクスでは、国民への説明責任は果たし得ないと疑問符を付けざるを得ません。彼の支持根拠はブッシュ演説のオーム返しに過ぎなかったし、彼自身の哲学・言葉が聞けなかったのです。 小泉首相のワンフレーズ・ポリティクスは従来自民党内閣の無言政治の反省から生まれたものでした。日米安保条約改定の時も国民への説明は一切無く“国家利益から必要”で片づけられたのです。 しかし、今回のイラク問題・北朝鮮問題では国民への十分な説明責任が必須なものとなって来ました。国の将来は、政府の見解を知らせて、方向は国民の選択に任せる真の民主主義に脱皮させる必要がありましょう。 結局、ワンフレーズ・ポリティクスは無言政治から民主主義公開政治に移行する途中の中間段階政治形態でしかありません。 小泉首相自身がワンフレーズ・ポリティクスからフルフレーズ・ポリティクス(説明責任政治)に脱皮する時期に来ていると思いますし、仮に無理ならば後進・他党に道を譲る様に行動して欲しいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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