米英軍のイラク侵攻に対し、フランスのシラク大統領は「国連の承認無しでの行動で遺憾だ。長引くかどうかに限らず、将来に亘り重い結果ををもたらすだろう。」と批判と警告をし、今後のヨーロッパの結束を訴えました。
国連の中でのアメリカに対抗するヨーロッパに地位を確立させる構想を展開しようとしています。
一方、日本の小泉首相は「明確に米英攻撃を支持する。日本を取り巻くアジア地域の平和と安全の確保にとってアメリカの役割は不可欠。同盟国として可能な限りの支援を行うことは当然の責務である。」と実質的には国連協調主義から逸脱し、米国依存に一歩踏み出した発言をしました。
唯一の被爆国で非核三原則を国是とし、世界平和に国連を主体に行動する平和国家日本の姿は、小泉首相によって捨て去られてしまいました。残念なことです。
歴代の内閣政府もアメリカの傘で守られ、原子力空母が核兵器搭載して日本に寄港して来たことは明白だったのですが、あいまいにして国民に分からない様にして来たのですから、自民党総裁である小泉首相の個人的な責任ではありません。
今回の国会論議・会見であいまいな日本の姿をあぶり出して呉れたと言う貢献があったのだと考えられるのですが・・
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