カテゴリ:Overseas US
昨日NHKで「外来魚を囲い込め」と言う特集を見ました。釣りブームから端を発したゲームフィッシング(釣りを楽しむだけで、釣った魚は放流する釣り)用に、米国からどう猛なブラックバス、ブルーギル等が輸入されたのです。
しかし繁殖力が強く、全国津々浦々の湖で、在来種を駆逐しながら増殖を続けていると言うのです。 そこで、外来魚の生息場所を特定の場所に囲い込んで、その他では駆除して、在来魚を含む環境を保全しようとする動きでしたが、ゲームフィッシングは釣り具メーカ、釣り宿、マリーナ観光地と一大産業となってしまっていますので、進展は難しいとの事でした。 在来環境を破壊しながら、ゲームフィッシングと言う趣味の世界を拡大するのは、おかしいことと思っていましたので、「外来魚を囲い込み」は是非推進して頂きたいと思います。 昔の写真アルバムを開いていましたら、テキサス州のブラックバス釣りのメッカであるトリード・ベンド貯水池(Toledo Bend Reservoir)に行った時の写真が出て来ましたので、紹介します。 Toledo Bendはテキサス州とルイジアナ州との州境にある大きな人造湖で、ヒューストンからは約2時間程度のドライブで行くことが出来ます。ブラック釣りのメッカとして知られていますが、観光施設はありませんので観光客の訪問はありません。 1982年9月に訪問しました時、貯水池中央に掛けられている橋の袂で、1年間有効のフィッシング・ライセンスを購入しましたが、橋の向こうは英語が通じないフランス語圏だと言われましたので、テキサス州側のモテルで泊まることにしました。真偽の程は確かめていませんが、郡と言う地域体をテキサス州では“County”と呼ぶのですが、ルイジアナ州では“Parish”と読んでフランス文化圏を大切にしていますので、あながち嘘ではないかも知れません。 翌朝は、店で勧められた生きた小魚の釣り餌を購入し、ルイジアナ州側に渡って釣りを開始しました。ゲームフィッシングでもルアーと並んで餌釣りも盛んなのです。 40cmを越える大物も良く釣れるとのことでしたが実際には、物陰に隠れるブラックバスの習性を良く知らず、見通しの良い湖畔で餌釣りをしていましたので、残念ながらこの日は釣果はありませんでした。 まあ、テキサスの湖では何処でもいますので、後日他の湖では大物ゲットすることが出来ました。 ブラックバス、ブルーギルは繁殖力が強く、小魚を食い尽くす肉食魚ですので、駆除すべきだと思います。ブラックバスだけの責任で無いとの反対意見もあるようですが、短期的ビジネス保持を意図しているだけの様です。 次の世代に残すべき自然を守る在来環境の保護は、我々世代の責任で、趣味とビジネスと言う短期的観点から論じるのは大きな間違いだろうと判断しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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