カテゴリ:Overseas US
フィラデルフィア旧市街地は植民地時代、独立戦争時代、初期連邦制時代の歴史的遺産を数多く残していますので、それらが保存され、修復されて米国内務省によって国立歴史公園に指定されています。
アメリカの人達は、フィラデルフィア旧市街地に残る建物や記念品を自由と独立の象徴として「此処でアメリカ合衆国が誕生し、構築されたのだ」と深く崇拝しています。 その為訪問者も多く、その人達の為には、半日コースと一日コースのガイド付き見学ツアーも用意されています。 独立ホール(Independence Hall)は植民地時代のペンシルバニア州議事堂として、1732~1756年の間に整備され、1776年の独立宣言が採択され、又憲法の草案が論議され作成されました。此処は入場無料でガイドツアーが毎日行われています。 割れた鐘(Cracked Bell)は、アメリカの自由の象徴として崇められていますが、鋳造当初からひび割れがあり、それが進行して鐘の役目をしなくなってしまいましたが、独立のパビリオンに収められていて、此処も入場無料で見学出来ます。 その他、アメリカで最初に設立された銀行は外観だけ修復されていますが公開されていません。二番目の銀行としてのギリシャ風建物は、肖像画の展示場所として使われています。 証券取引所は1834年に開設され、長年に亘って使用されて来ましたが、これも外観だけ修復されていますので、内部公開はされていません。 少し離れた一角には、ベンジャミン・フランクリンの住居跡があって、博物館・郵便局になっています。 フィラデルフィアは18世紀半ば迄はアメリカ合衆国の中心地だった様です。 此処から、徒歩で新市庁舎を通って旧市街を抜け、広いフランクリン・パークウェイを北西に15分ほど行きますと、少し高い丘の上に有名なフィラデルフィア美術館があります。 映画「ロッキー」のロードワークをする場面では何時も使われていた場所です。 この美術館には、古今東西の美術品が多く所蔵されていますが、特にポール・セザンヌ畢生の名作「大浴女」が有名です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.12 09:23:13
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