テーマ:西海国立公園(210)
カテゴリ:Goto Islands
大波止から、長崎港の港口(長崎市戸町~木鉢町)に架かる斜張橋、女神大橋(愛称「ヴィーナスウィング」)を過ぎると、三菱重工の香焼島100万トンドックでのLNG船の建造風景が見え、リゾート地として名を馳せている伊王島を南に見つつ、五島灘に入ります。
新上五島町鯛の浦港には、大波止から1時間40分の船旅で、午後6時40分着となりますが、島影が見えて来ましたら、飛魚の飛んでいるのが見えました。長崎より西方に位置しますので、今でも午後7時過ぎまで明るいのです。 いよいよ飛魚漁の季節になって来た様ですが、昔日は大きな飛魚は「塩アゴ」として食し、小さいものを「焼アゴ」として出汁専用にして来たのですが、近頃は大きなものが獲れなくなったのか「塩アゴ」を店で見ることが出来なくなりました。 海面から0~10mの高さで、場合に依っては200m以上も飛ぶと言います。 小骨が多く、脂が少なく淡白過ぎる味であることから、関東以北ではあまり食べられませんが、南西日本では夏の味として親しまれています。 干物・乾物にして保存しても脂肪が酸化してまずくなる事が少なく、 逆にタンパク質がアミノ酸に分解されて旨みが出てきます。 長崎から佐渡近辺までの日本海側ではトビウオをアゴと呼び、 幼魚を素焼きして乾燥させたものをダシ(出汁)に使います。特に長崎では正月のお雑煮に欠かせません。 マスコミ等で知られるようになった「五島うどん」(長崎県南松浦郡新上五島町でつくられる郷土料理)も、アゴ出汁を使って食べるうどんである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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