カテゴリ:Classic Music
今朝、NHK-BS2のクラシック番組で、シューベルトの「冬の旅」が歌われていました。
全編、救いの無い侘しさで覆われていることで知られている名曲ですが、最終曲の「辻音楽師Der Leiermann」は一層孤独感が際立ち、悲しみに誘われてしまいます。 私も今は独り暮らしで、遠い昔の親子共々楽しかった子育て、苦しくも楽しくもあった海外生活、家族にも迷惑を掛けた海外プロジェクト推進、何時も家内が一緒だったので、そんなこんなを思い起こしますと孤独感が良く分かり、私はもはや「辻音楽師Der Leiermann」なのだと実感出来るのです。 さてYouTubeで検索してみますと、ハンス・ホッターの歌う「Der Leiermann」が良さそうに思われます。 Winterreise - "Der Leiermann", Hans Hotter 辻音楽師Der Leiermann Dr?ben hinter'm Dorfe Steht ein Leiermann, Und mit starren Fingern Dreht er was er kann. Barfu? auf dem Eise Schwankt er hin und her; Und sein kleiner Teller Bleibt ihm immer leer. Keiner mag ihn h?ren, Keiner sieht ihn an; Und die Hunde knurren Um den alten Mann. Und er l??t es gehen Alles, wie es will, Dreht, und seine Leier Steht ihm nimmer still. Wunderlicher Alter, Soll ich mit dir gehn? Willst zu meinen Liedern Deine Leier drehn? 村はずれの向こうに 辻音楽師がいて かじかんだ指で 力の限り回している 氷の上を裸足で ふらふらよろめき 小さな皿は いつも空のままだ 誰も聴こうとせず 誰も彼を見ない 犬たちは唸る 老人の周りで どうであれ なるがまま任せ 手回し琴を回して 決して止まらない 不思議なご老人 共に行くだったら 僕の歌詞に合わせて 手回し琴を回してくれますか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.17 15:28:20
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