新上五島町榎津にある家内の実家は、空き家になって17年が経ちました。
義父が60年前に造らせた庭には、石燈籠が3基、真ん中には池があって嘗ては鯉が飼われていたのですが、空き家になってからは注水もしませんので、雨水だけのどぶ池となっています。
側壁には亀裂もあり、豪雨の時には水位は上がるのですが、30分程で又元の水位に下がってしまいます。
それでもそのまま放置させておきますのは、何時の頃からかトンボのヤゴの生息地になっているからです。よく、ムギワラトンボ、オニヤンマが来て、水面を叩いて卵を産みつけている姿が見られます。
毎年の様に、オニヤンマは家の中に入って来て、出る時に網戸に邪魔されていることが多く、簡単に捕まえることが出来ます。
今年は、オニヤンマは出入り場所を同じくして捕まえることはありませんでしたが、一寸小型のヤンマが網戸でもがいていました。
片手で持って、デジカメで撮影してみましたが、自動焦点が上手く行かず、ピントが外れてしまいました。
よく見ますと複眼が青く、胴体の柄も色とりどりで美しいヤンマ、マルタンヤンマでした。
榎津の家で見たのは初めて、マルタンヤンマのヤゴも池で生息しているのかも知れません。
どぶ池ですのに、藪蚊が少ないのは、色々なトンボのヤゴがボウフラを餌にしている所為でしょうか?