テーマ:気になる技術動向(1298)
カテゴリ:Technology
現在は化石燃料節約の観点からハイブリッドが主流となりつつありますが、将来の化石燃料不要の自動車が、水素自動車になるのか、電気自動車になるのか、議論の分かれる処になります。
インフラストラクチャーの整備から考えますと、電気充電スタンドを整備して電気自動車が有利の様ですが、バッテリ容量制限から航続距離が短く、従来のガソリンスタンドよりも密に配置する必要があります。 その点、燃料電池/水素自動車では、現在のガソリン車と同等の航続距離となりますので、ガソリンスタンドを水素スタンドに置換することで済むのですが、水素の供給体制は確立出来るのか、未だ判然としません。 そんな中、電気自動車メーカーの雄、テスラ・モーターズが航続300マイルを超えるバッテリーを発表して、電気自動車が将来の姿だと宣伝しています。 しかし、極寒や極暑の地域では車内を快適にするエアコンやヒーターがバッテリーを大幅に消耗させてしまうので、航続距離は半減となる懸念があります。 又、水素自動車では、排気が水蒸気ですので、極寒の地では排気管が凍り付いてしまって、機能不全となる懸念もあるのです。 此処暫くは、ハイブリッド車が主流となる期間が続くと考えるのが妥当です。 電気自動車大手(EV)テスラ・モーターズは、「モデルS」および「モデルX」向けの電池容量100kWhのバッテリー「P100D」を発表した。 大容量のP100Dを搭載することで世界最高の加速力を持つ電気自動車が実現できるとしている。新充電地について「非常に大きな一里塚であり、世界中の人々が未来は電気(自動車)にあると納得すると信じている」と述べた。 テスラによると、新充電地の搭載によりモデルSの最高航続距離は300マイル(482.8キロ)を超える。マスク氏は気温がそれほど高くない環境下なら、サンフランシスコからロサンゼルスまで1回の充電で走行できるとしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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