テーマ:徒然日記(23494)
カテゴリ:Opinion
岡倉天心の「茶の本」は我が家では現在所在不明で、数年前BOOK-OFFに文庫本を買い取って貰う際に紛れてしまったのかも知れません。
兎に角、その本には「元来、お茶には塩を加えて飲むものとして中国から輸入された」と書かれていた様に記憶しています。 確かに、煎茶等のお茶に梅干などを入れて飲みますと、風味が増す様で美味しいのです。 それで、近頃は粉末の「こんぶ茶」を買って来て、時々飲んでいます。 お茶の風味は皆無ですが、塩気の効いた飲み物は日本人には合うようです! お茶の発見は紀元前2700年頃、神農時代と考えられます。 その後、漢の時代の医学書『神農本草経』には、「茶味苦、飲之使人益思、少臥、軽身、明目」の記述があり、お茶はよく知られていた様で、茶は薬用として始まり後飲料となる様で、四川の王褒(おうほう)は、「武陽で茶を買う」とあり、当時すでに飲茶の習慣があり、売買が行われていたことが伺われます。 三国志の中でも、劉備が母親の為にお茶を買って帰るとの記述もあって、相当高価だったと思われます。 茶についての最古の書籍は、中国唐代の陸羽があらわした「茶経」で、茶の種類、産地、茶器、煮方・飲み方など飲茶全般にわたる百科全書となっています。 この頃の茶は固形茶で、摘み取った茶を蒸し、型に入れ乾燥させたもので、飲茶に際して、専用道具で粉末にし、沸騰湯に少し塩を加えて末茶をいれ、竹箸でかき混ぜて茶碗に注いで飲むと言うものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.11.15 08:41:38
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