梅の開花状況を確かめに、府中の森博物館に行きました帰り道、博物館本館でラピスラズリLapis Lazuliを薄く雫石状に加工した品があり、美しい青と少し金粉が混じっていることに惹かれて購入することにしました。
フェルメールが「真珠の首飾りの女」若しくは「青いターバンの女」としてラピスラズリをウルトラマリンブルー顔料として使ったことで知られています。
ラピスラズリは、方ソーダ石グループの鉱青金石を主成分とし、方ソーダ石・藍方石・黝方石など複数の鉱物が加わった固溶体の半貴石である。和名では瑠璃で、サンスクリット語のヴァイドゥーリャの音訳とされる。深い青色から藍色を持ち、しばしば黄鉄鉱の粒を含んで夜空のような輝きを持つ。
ウルトラマリンとは「地中海)を越えて来たもの」という意味。なおウルトラマリンの内、青色のものをウルトラマリンブルーと呼ぶ。19世紀にはウルトラマリンは人工顔料として合成されるようになる。
フェルメールが天然ウルトラマリンを多用し傑作を残した事から「フェルメール・ブルー」として特に称される。