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カテゴリ:歴史
■2012.3.22(晴) 赤須賀船 今、熊野古道センターにて江戸期からの熊野灘の海運についての企画展が開催されております。この中で特に赤須賀船についてのコーナーがあり興味深く拝見させて戴きました。理由は祖父が明治~昭和の初期にこの赤須賀からこの地方に廻船で行商に来ていてこの地に住みついたという経緯があるからです。 当時は今のような陸上の交通網がない時代で物資を輸送する手段は海上に頼らざるえない時代だったのです。 赤須賀船はこの時代に米や塩、味噌、醤油などの食品から衣類、家具などの日用品を桑名方面から熊野灘の浦村に届けていたのです。 展示されている資料や写真から祖父の名前も発見できました。まさに現代版の海の上をいくコンビニの仕事だったのです。 ■資料の一部 このような船で色々な物資を積込み伊勢湾から熊野灘を行ったり来たりしていたのです。当時はレーダーもなくコンパスと海図を頼りに航海していたのでしょう。
※当時に運搬していた商品の一部
※商品となる薪や炭に海産物
※お酒用の徳利や帳簿類。
※船内での生活用品でしょう。
※神社の狛犬を奉納した人々の中に祖父の名前をみつけました。当時の赤須賀から来ていた船名や船主の名前が刻まれております。
祖父の時代からこの地に来て地域の生活の一助に貢献していた事や、いま私が生かされていることに感謝しつつこの企画展を拝見させて頂きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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