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カテゴリ:社会問題
リオ訪問
先月中旬から1週間ほど、ブラジルはリオデジャネイロでの学会に参加してきた。 日本では殆ど報じられていなかったが、同じ時期には、ちょうどリオ+20という大きな国際会議が行なわれていて、リオの街は至る所に、その国際会議を知らせる横断幕などがあった(日本からは、玄葉外務大臣が参加してたらしいね)。 俺達の学会は、それとは違う環境経済関係の学会だったが、学会参加者の一部は、このリオ+20のほうにも参加していたようだ。 学会発表終了後、ちょっとだけブラジルの歴史を勉強しに国立博物館を訪れた。 ブラジルは、1820年代のペドロ2世の時の治世が最も重要で、その頃にブラジルの基礎を築いたということらしい。 それまで激しかった先住民の殺戮や奴隷の支配なども、この頃から緩和ないし廃止されていったようで、むしろインフラの整備などに尽力していった。 1824年には国の憲法を作って、近代国家として歩み始めたということなので、日本よりも40年以上早く「開国」していることも驚きだ。 もっとも、彼らは16世紀から植民地として支配されてきたので、信長の時代にポルトガルの鉄砲伝来があったというような穏やかな?歴史ではなかっただろうが。 また、幾つかの観光スポットも訪れたが、一番驚いたのは、溶岩のような岩盤の地質を極めて上手く利用して、都心部と観光地とを同居させていることだった。 新・世界の七不思議とされている有名なコルゴバードの丘も、極めて眺望のいい場所に健立されていて、リオの街とコパカバーナなどの海岸が一望できる。 (これはWikipediaの画像。) 更に、ブラジルと言えば、やはりサッカーだ。 至るところのオープン・レストランやカフェでは、大きなモニターが設置されていて、多くの人達がサッカー観戦をしていた。 応援の仕方も、やはりかなり熱く、得点が入ると、どのチーム関係なく(と俺には見えたが)大歓声が上がって盛り上がっていた。 リオのサッカースタジアムの中は、こんな雰囲気だった(笑)。 最後に、あのボサノバのスタンダードナンバー「イパネマの娘」で有名なイパネマ海岸の美しい夕陽を。 さすがに、世界的なリゾート地だけあって、とても素晴らしかった。 仕事ではなく、是非休暇で1ヶ月ほど静養に来たいようなところだった。 それにしても、日本からブラジルに行くのは遠い。遠過ぎる! ちょうど、日本の真裏に当たる国なので、仕方がないと言えば仕方がないのだが。 広島‐成田(約1時間半)と行って、そこから成田‐パリ(シャルル・ド・ゴール)(12時間)、乗り継ぎの待ち合わせで6時間、そこから、パリ‐リオデジャネイロ(11時間)と、およそ30時間(2日間)もかけて移動しなければならなかった。 つまり、往復の移動だけで4日間もかかるわけだ。 もちろん、我々は大した研究費も無いので、飛行機の席は全てエコノミーだ。 エコノミー症候群で倒れることでもあったら、当然労災認定して欲しい(笑)。 ご賛同頂けるならクリックをお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.16 00:12:39
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