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カテゴリ:TMN・小室哲哉
hitomi、3人組デビューの予定が「チャラくてソロになった」
『LOVE 2000』のヒットで有名なhitomiさん。 『LOVE 2000』は小室哲哉さんの作曲ではありませんが、90年代半ば、音楽シーンの中心となっていたいわゆる小室ファミリーの一員でした。 hitomiさんのデビューは1994年ですから、安室奈美恵さんはまだ小室ファミリー入りしておらず、華原朋美さんとglobeはデビューしておらず、ダウンタウンの浜田雅功さんもまだH Jungleになっていない時期。 今名前を挙げた4組は、みんな翌1995年に小室ファミリー入り、またはデビューしています。 1994年は、小室さんがtrfと篠原涼子さんを一躍スターダムに押し上げ、小室ブームが本格的に到来しようかという時期でした。 そんな中でデビューを果たしたのがhitomiさん。 小室ファミリーの中では珍しく、自分で作詞をするアーティストでした。 最初にして売上ベースで最大のヒットとなったのが、3枚目のシングル『CANDY GIRL』。 冒頭の記事の中でのインタビューで、自身のチャラさについて触れていますが、確かにチャラいというか、チャラい子が歌うと似合いそうな楽曲でした。 その後も、同じような雰囲気の曲が続いていましたが、そのhitomiさんがこれまでと違う顔を見せてくれたのが、今回紹介する『by myself』です。 『CANDY GIRL』が発売されたのが1995年4月で、『by myself』の発売は1996年8月。 1年以上、明るくチャラ目の楽曲できたhitomiさんが、ピアノが中心のバラードに挑戦した楽曲です。 小室さんのファンだった自分は、もちろんhitomiさんは知っていましたし『CANDY GIRL』や『GO TO THE TOP』も知ってはいましたが、正直他の小室ファミリーのアーティストに比べると楽曲的にあまり好きではありませんでした。 そんな中で、ピアノのイントロを聴いただけでこれは素晴らしい曲に違いないと思ったのが『by myself』。 売上は20万枚台で当時としてはさほど高くもなかったことや『LOVE 2000』の方が有名なこともあってか現在テレビで取り上げられることは少ないですが、これは小室さんの屈指の名曲だと思います。 『CANDY GIRL』がいかにも夜に遊んでいるような女の子という感じだったのが、この曲ではそんな生活に悩み、孤独を感じている描写が見てとれます。 夜に飛び込むだけじゃ 輝くこと忘れる 何を迷うんだろう 遠い場所で気がつくね サビの歌詞の一部です。 当時のhitomiさんはまだ20歳の若さでしたが、「夜に飛び込む」というのはとてもうまい表現だと思います。 また、夜の街で楽しくワイワイ過ごすことについて、「輝くこと忘れる」と表現しているのもすごいです。 はたから見るととても輝いて見えますが、自分では心からそうは思えていないという葛藤を感じますね。 『CANDY GIRL』のような詩を書き、それを歌っていたhitomiさんが歌うからこそ、余計心に響く気がします。 元々子どもの頃にすごく良いメロディーとオケだなぁとは思っていましたが、大人になって詩を読んでみると、ますます良い歌だと思うようになりました。 もっともっと、有名になってほしい曲ですね。 【中古】peace/hitomiCDアルバム/邦楽 【中古】hitomi/peace 【DVD】/hitomiDVD/映像その他音楽 【中古】h(ベスト・アルバム)/hitomiCDアルバム/邦楽 【中古】 SELF PORTRAIT /hitomi 【中古】afb 【中古】by myself/hitomiCDアルバム/邦楽 【中古】 by myself /hitomi 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.12.14 22:51:13
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