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カテゴリ:曳縄漁
初鰹があがり始めたと漁協から情報を得て、安芸沖水深900m地点まで行ってみた。
宇佐からは30マイル以上あるため1時半出港にした。 さすがに水深900mは海水温が高い。陸側は16度台だったのに対し18度から19度もあった。 黒潮が近くを流れているからだ。 期待に心を膨らませて仕掛けを出したが朝早くは全く釣れなかった。 日が昇ってから数匹釣れたが、思ったほど釣果が伸びない。 遠方であるがゆえに帰港時間も気になる。 仕掛けを流しながら12号方面へと船を向けた。 すると次から次へと鰹が掛かり始め、クーラーボックス4つが鰹だけで満杯になった。 この日は鰹だけで80㎏程度の水揚げとなった。 自己記録を大幅に更新した。 まだ鰹は黒潮牧場つまりブイへは着いていない。 ブイに付き始めると19トンの鰹船が本格的に操業を開始する。 恐らく3月下旬には水揚げしても値が安くて赤字になるだろう。 燃料費も高止まりしている。 型よくていい鰹が獲れるのに、操業できないのでは独立漁師はお手上げだ。 需要と供給で販売価格が決まってしまう自由市場は資本主義の原則だが、飯が食えない→独立漁師を目指す人がいなくなる→宇佐から独立漁師が消える、この負のスパイラルは加速するのみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年03月02日 13時24分49秒
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