今日のこどものあそびばで感心したこと。
まず・・・常連の子ども達がお昼ご飯も食べずに遊び続けている。誰かと遊びを満喫する・・いいねえ。つぎ・・・子供だけで来た4、5人の小学2年グループに話しかけると「前に来たことがあって今日もあったから寄ってみた」という。ここに来てなんか楽しいと感じてまた寄ってくれたのか・・なんか嬉しいなあ。ここの場所でこどものあそびばを開く醍醐味ですね。日常生活では知り合えないはずの人とつながれる喜びがここにはあるんだよねえ。
さらにもう一つ・・・今日は冷えるし安全面も考えて、3時すぎに片付け始めた矢先に一人の男の子が飛び込み参加「なにしてるの?なんか作れるの?」「うん、今日は凧つくりとか木のマグネットづくりとかあと自由になんでも作っていいんだよ」。「じゃあ凧つくる」。もう材料も底をついており、骨組みとする竹ひごを作る竹もないと伝えると「じゃあ段ボールでビニールを補強して、ああして、こうして」と彼の発想でいろいろと切ったり張ったりして凧らしきものはできた。(形は凧でも飛ばないだろうな)と思って見ていると、彼はその凧もどきを飛ばそうとして走り回るが飛ばない。「なんか飛ばなかった」と私に報告しに来てくれたが寒くて早く片づけを終らせたい私の気分を察知してか、「じゃあ」と言って去ってしまった(ごめんね)。彼の凧はごみとなってしまった。でもなんだか印象深い出来事で後々いろいろと振り返ってみたのです。彼の作ったものは他人とくに大人にとってはただの無駄。だって使えないものなのだもの。そして無駄なものができあがるまでの時間は無駄な時間に見えるでしょう。私なりに振り返ってみると、彼のしていたことは自分の「これをつくってみたい」という欲求に対する自分なりの誠心誠意の答えなのではないだろうかと思うのです。なんでもやってみるという一歩は自分に対する挑戦。何も考えずに踏み出していく素直さはすごい。このこどもの無駄なものをつくる無駄な時間が流れる場所を心底大切にしていきたいと思いました。こどものあそびばはもちろんだけど、町の中でも生活の中でもそんな時間が流れるようにしていきたいな。そして、そんなことを考えるきっかけをくれた彼に感謝、感謝。