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October 4, 2008
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 私は、スクールソーシャルワーカーが「子ども」と向かい合う中で直面する課題を以下の点だと認識しています。


 1、子どもとどのようにして出会うのか

 本来であれば子どもが相談することを望んだとき、子ども自らが相談に訪れることが可能な条件設定や体制づくり、雰囲気の醸成が大切である。しかしながら特に導入当初は十分整わない状況の中で、教員や保護者から相談案件として回ってくるということが多くなるであろう。その場合、常に心においておかなければならないのは、私が出会った不登校経験のある若者が語った「とにかく、僕としては言葉に出ないつらさがある。取られたとか、やられたとか、断片的に言いたいけれども、言うとどうなるんだろうという不安感がある」という“語れなさ”を多くの子どもが抱えているということである。この“語れなさ”に共感しつつ、追求するような「訊く」姿勢をとらずに「待つ」姿勢で、言葉にならない声をどう「聴く」のかが問われてくるであろう。

 2、子どもとの関係をどのように紡ぐのか

 関係というのは相互作用の中で成り立つものであろう。いくらSSWerの側が「受容」の姿勢を保持したところで、子どもの側からSSWerが「受容」されなければ(受け入れられなければ)、関係は紡いでいくことができないだろう(山下英三郎『相談援助』学苑社,2006,pp.46-60)。先生や保護者と異なる第三の大人としての子どもとの関係性は、課題のみに目を奪われず、子どもの可能性に視点を置くことから始まるのではないだろうか。

 3、子どもを中心とした他者との関係性のあり様をどのようにつかんでいくのか。

 子どもが抱える課題は子どもの中から生じてくるという因果律を越えていくことが求められる。子どもと他者との関係性の中にこそ課題状況が潜在しているという視点を鋭く磨かなければならない。

 4、子どもの姿を通して、課題の背後にある社会的な側面をどのように見るのか。

 子どもが抱える課題と社会的な課題は密接不可分に絡み合っている。しかしながら、社会的な課題の中の一構成要素として子どもを見てしまっては、子どもは相対的な位置に押し込められてしまう。ひとりひとりの子どもが目の前に現す姿から、社会的な課題を洞察していく力が求められる。

 5、子どもの可能性を広げうる、社会的な関係性の取り結びをどのように支援していくのか

 SSWerが支援するのは子ども自身の変化ではない。子どもが歩むなかで必要とする、社会的な関係性を結んでいけるような環境づくりの支援が役割であろう。そのためには、まずもってSSWer自身が社会との多様な関係性を育んでいく必要があるだろう。

 6、全ての支援過程を通して、どのように子どもの意見表明、参加を保障していくのか。

 子どもの権利条約に言う「子ども最善の利益」は、子どもの意見表明、参加が前提となって保障される。SSWerが支援の全過程を通してこの権利を保障することで、子どもが子ども自身の人生の主役であることを獲得していけるのではないだろうか。







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Last updated  October 4, 2008 09:19:10 AM
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