☆ もがきつつ 流される侭 詠む歌は 背中の重きに 声なく呻く
☆ 泣き言は 独り言にて 呟くも 秋の夜長は 虫の音に負け
☆ 虫の音に 誘われて泣く 歌詠みの 顔に似ずとの 声無き声が
☆ 声も無く 声の途切れに 繰り返す 更けゆく秋は 老け往く秋か
☆ 老け頭 秋の薄野(ススキノ) 吹く風に せめてそよげば 風流と詠め
☆ 薄野に トラは似合わぬ 野狐と 狸囃子に まん丸の月
☆ 月明かり 誰か私を 呼んでいる 戯け歌なぞ ぶら提げて行こ
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