カテゴリ:国語
長沢 工 先生の随筆です。
理科系随筆の書き手としては養老先生がダントツですが、私はちょっと苦手です。でも読みますけど。この本は天文好きのクールボーイのために買いました。 これも短編からなっています。一編づつ読みきりにできるので、寝る前に読んでやろうと思っています。文章はやや固い理科系特有の文章ですが、長年国立天文台で電話相談に答えてきただけあって、分かりやすく読みやすい、小学生でも食いつけると思われる作品です。自分でも調べてから電話で聞くとより答えが自分の中に入るだろう、とか、専門家も自分の専門以外は事典と首っ引きで調べながら答えるというあたりが何事によらず学問の本質をかいま見ることができて深く共感することができます。そして筆者の経験上、自分が知っていることではなく、読み手が知りたいと思うことをベースに体験を書き綴っているのが何気なく親切に見えます。 国語・算数の二科入試の学校だと理科・社会の学力をみるのには科学系や社会系のエッセイを出題するしかないかなと思うことがあります。たまには小説でなくその手のエッセイを読んでやろうと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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