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カテゴリ:BOOKレビュー
読者に想像の余地を残すところがよい。
村上さんの作品は昔から同じようなキャラクターが登場することと、夢の中の出来事がどこかでつながっているという点でどれも似たようなイメージを受ける。 村上さんが書く死や血の表現には、最近の小説にありがちな過剰なグロテスクさはなく、無機的な印象を受ける。生々しくないところがたんたんとした文体に似合っている。この世界から逃避しているようにも感じる。心地よい詩のようだ。 この前に読んだ「アフター・ダーク」は抽象的すぎて私にはピンとこなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月06日 23時53分13秒
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