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カテゴリ:タンパク質のよいとり方
<ある日の朝食・栄養素比較>
<ご飯の朝食> ご飯…240グラム (タンパク質6.24グラム・脂肪1.2グラム・糖分76.1グラム) 煮豆…少々 生のり…少々 <サラダと牛乳の朝食> サラダ キュウリ…1本 約100グラム (タンパク質1グラム・脂肪0.2グラム・糖分1.6グラム) トマト…2分の1個 約70グラム (タンパク質0.5グラム・脂肪0.1グラム・糖分2.3グラム) レタス…2枚 約5グラム 牛乳…1本200cc (タンパク質6.2グラム・脂肪6.8グラム・糖分9.6グラム) サラダと牛乳の総計 (タンパク質7.7グラム.脂肪7.1グラム・糖分13.5グラム) タンパク質が体に必要な栄養素であることは疑う余地はありませんが、 タンパク質の摂取に関する大きな誤解が2つあります。 1つは、肉・魚・牛乳・卵・大豆製品のような、 いわゆる高タンパク食品を食べないと タンパク質が摂取できないのではないか、という誤解。 もう1つは、肉や卵を食べれば、即、血や肉の材料になるという誤解です。 1番目についての誤解については、 ご飯240グラム(お椀に軽く2杯)に含まれるタンパク質と 牛乳200ccに含まれるタンパク質の量は、 ともに6.2グラムでほぼ同じです。 次に2番目についての誤解ですが、 たとえばある日の朝食の内容がサラダと牛乳だったとします。 (レタスは微量のため省く) この食事から摂れる7.6グラムのタンパク質、 7.1グラムの脂肪、13.5グラムの糖質で 昼食までの間、生命を維持していかなければなりません。 13.5グラムの糖質などはすぐに使い果たしてしまいますから、 7.6グラムのタンパク質も肝臓で脱アミノ化されブドウ糖に変えられます。 タンパク質がブドウ糖にチェンジされたおかげで、 生体の維持ができるのですが、 体の中にはもうタンパク質は残っていません。 せっかくのタンパク質が無駄になったばかりか、 肝臓によけいな負担をかけてしまいました。 これならご飯を軽く2杯のほうが、 充分な糖質を摂ったうえで6グラム強の タンパク質が体の1部として 活かされることになります。 ちなみに、先ほどの朝食の例で、 「それなら、ご飯240グラムに牛乳200ccを一緒に摂ればいいじゃないか。 そうすれば糖質は充分だし、牛乳の栄養も活かされる」と、 お考えになる人もいることでしょう。 でもそれでは、健康な人ならいざ知らず、 体の機能が弱まってる人、ダイエット中の人は栄養過多で、 いたずらに内臓に負担をかけるだけ。 それでは「食べ過ぎ」になってしまうのです。 参考までに鈴木式(SONOKO式)を実行している人のたちの 血液検査の結果ですが、 血液中の総タンパク量が標準より低い人はいません。 これは摂取したタンパク質が、 体(からだ)タンパクの原料として、 体内で有効に使われている証拠です。 逆に尿酸値は、軒並み減少しています。 尿酸値の数値は、タンパク質がエネルギー減になる過程(脱アミノ化) で出される老廃物の量をあらわします。 鈴木式の実行者の体内には、老廃物が溜まっていないということになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月10日 22時36分01秒
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