カテゴリ:ハワイ
安岡正篤師の本を読むと、東洋のきめ細かさに比しアメリカの物質文明に冒された大雑把さがけなされ、日本もアメリカナイズされていくことへの憂慮で一杯である。
ハワイに行って思った。1)何か食事を頼むと一皿の量がやたら多くて、僕ら日本人には食いきれない→勢い、残す→僕のような中年おやぢには「もったいない」感で一杯。 2)子供を連れて行くと、どのレストランでも5色のクレヨンセットとぬりえがサービスされる。→最初のうちは出て来たクレヨンを持ち帰っていたが、行く店行く店クレヨン(しかも新品)が出てくるとなると、同じ色のクレヨンを何セットもいらない→勢い、残す(クレヨンを置いて帰る)→僕のような中年おやぢおやぢには「もったいない」感で一杯。 東洋人として見るともったいない。一方、今や日本よりも情が深く人間関係が濃い韓国で生活、仕事している一個人にとっては、韓国も好きだけど毎日だと息苦しいところがあって、アメリカ(ハワイ)のあっけらかんさ:おそらく1)クレヨンのコストも料理費用に含まれているので置いて帰っても別にもったいないことはない。2)一皿が大きいのは、アメリカ人はからだが縦にも横にもでかい人が多く平均値をとると日本人よりも沢山食うから、「少なすぎる」との不満が減るようにするためには大目に盛っておかざるを得ない、これに何の文句があるのか?残す分もコストは参入済みだからつべこべ言われる筋合いはない・・・なんてところだろうと思う。こういういい加減さ、安岡師的には否定さるべきものなのだけど、韓国での濃さにどっぷり浸かってる身には、「たまにはこういうのも精神的に楽じゃん」と思ってしまう。 更に考察するに、昔はアメリカの「金もってる奴が金払って多少の無駄を出したって、なんか文句あんのか?」という傲慢さたもっと強かったろうと思う。しかし今やグローバル。環境問題、資源問題などアメリカの勝手じゃすまない。金持ちも貧乏も方針は一にして臨まないと地球が壊れちゃう、って時代になったのだ。それを考えれば、やっぱり東洋のきめ細かさ、無駄をもったいないと思う精神は大事なんだと思う。 ハワイ=アメリカ体験をして揺れ動きながらも最後には東洋に落ち着いた僕がいた。所詮東洋人だからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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