カテゴリ:読書
ひょんなことから、ある人から石原慎太郎に関する本を2冊貸してもらった。この本と、もう一冊は前野徹「最後の首相 石原慎太郎が日本を救う日」。
竹村健一と石原慎太郎は親友だそうだ。親友が親友について書いた本なので、ほめるばっかりのところが鬱陶しいが、この本を読んで石原慎太郎のイメージが良くなった。 私は石原慎太郎の、インテリ然とした傲慢な語り口が嫌いだ。でも、この本を読んでわかったのは、あれは勉強せずに長いものに巻かれるマスコミに対する言辞であって、都民或いは日本国民に対する熱い想いから発しているものだということ。 守旧にばかり回って何も変革できない政治家と比べれば、東京都を想い、その土台にまず日本国を想いながら憂国の士としてあの手この手を使いながら猛スピードで変革をしていこうとするその姿勢は正しく評価されなければならない。 もうすっかり忘れていたが、外形標準課税なんてのを敢然と実行したのもこの人だった。 ただ、新銀行東京に追加で400億円注ぎ込んだのは私は間違いだと思う。自分の失政を隠すために失政の上塗りをしたようなものだと思う。どんなに偉大な人だって間違いはするのだから、「ごめんなさい」と謝ってリカバリーを図ればいいのだ。 もう一冊の本を読むのも楽しみだ。「日本を救う最後の首相」と言われればそうかもしれないと思う。いやいや大前研一がいるな。大前研一が首相をやった方がもっとスムーズに、オールマイティに日本の再生をやり抜けると思うけど・・・・どうかな・・・・大前さんもまじめな人だからなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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