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お久しぶりです。皆さんより一週間早い夏休みを終え、木曜の夜にソウルに戻ってきた韓国の龍です。
金曜日は出社して最低限の仕事の宿題をやり、代理店の常務さんに現状説明をし、マレーシアからの出張者(ローカルマネージャー)と昼に豆腐料理を食べマッコルリを飲んでいい気分になり、夜は大好きなクルクッパ(牡蛎のスープご飯)とビールを頂き、更に残った仕事をして家に帰りました。 土曜日は久しぶりに雨が降らなかったので朝一でテニスの練習。汗を流しシャワーを浴びて、なにか酒はないかと冷蔵庫を探したらチョウムチョロムというソジュがあったので、それをお猪口二杯飲んで酩酊。11時半に家を出て、4ヶ月ぶりのハラボジたちとのカラオケ会。 残念ながらインチョンのK君は急用ができて欠席。初参加を期待したSさんは連絡が取れず参加頂けず。日本人は素浪人さんと僕だけ。ハラボジの方ものど自慢のハラボジと、英語の先生をしている70代のハラボジの二人だけ。この様子は素浪人さんの日記に詳しいのでこれをご覧ください。 何とか難局を乗り切り、あとは素浪人さんと二人で珍かつで打ち上げ。 ハラボジ会はいちど僕の非力のために瓦解している。僕の年齢と能力ではのど自慢のハラボジとは友情で繋がっているからいいものの他のハラボジからは飽きられてしまったことがある。そこで、僕よりももっと経験豊かで包容力のある素浪人さんに参加頂き、この會を再開できたのだ。人との縁はありがたい。 土曜日は朝ソジュ二杯、昼もハラボジたちとソジュを飲み、素浪人さんとの打ち上げでは生ビール一杯。酒漬けだったので家に帰った後は何もする気が起きず、すぐに就寝。 そして日曜日のきょう。子どもサッカーも休みだし、一日を自由に使える。朝8時に起きておもむろに朝食を食べ、そして何をするか考える。 今までの間違いは、自分一人になったとき「あれもやろう、これもやろう」と思って結局1つ2つしかできず内心忸怩たる想いで一日を終えてきたこと。そこできょうはやろうと思っていたことの一つである会社の仕事は思い切って切り捨て、あと残存期間が1.5ヶ月しかない大前研一監修の「本質的問題発見コース」の企業分析の演習をやることを第一義に決めた。とはいっても、億劫なことをやる前の儀式が必要な僕は、まずピアノを弾き、ギターをつま弾いてそしてパソコンに向かう。 午前中2時間ほど集中して演習をやり、お昼になったので得意の焼きそば。麺とキャベツと玉葱はあるが肉がなかったのでLGスーパーに豚肉の安いのを買いに行く。ついでにお酒の中では比較的相性のよい、しかもポリフェノールの含まれた赤ワインを買う。但し贅沢はできないので韓国産の7500Wonの安いのを。安いだけあって甘くてブドウジュースのようだ。ただ、しっかりアルコールは入っているので酔いたいという僕の目的には適っている。 焼きそばを食べワインを飲んだら酩酊してきてそんな時にはチューリップ。「おいしい曲すべて」の中から赤盤の2枚目を通しで聴く。この間福岡に帰省したばかりなので「博多っ子純情」や「夕陽を追いかけて」には泣けてくる。そして前にも書いたがこのCDのこれらの曲はミキシングをやり直しているだけに新鮮な感動がある。 いい気分になったところで「本質的問題発見コース」の財務分析をやる。教材はあのワタミだ。渡邉美樹さん、哲学があるだけあって素晴らしい会社運営をしていることが財務分析を通じても確認できる。そうこうするうちに夜7時になったのでまた焼きそば+ワイン。 NHKのニュースに続いて7時半からBS日本の歌のフォーク編で、南こうせつとイルカが司会でフォークソング特集。いきなりかぐや姫の「青春」から始まった。そしてこのゲストのすごいこと。ソングフォーメモリーズ、ムッシュかまやつ、五つの赤い風船、大野真澄(元ガロ)、尾崎亜美、石川セリ、小室等、ボロ、上田正樹、海援隊、山崎ハコ、そしてフォークの神様:岡林信康も登場。「三谷ブルース」「チューリップのアップリケ」そして和楽器をフィーチャーした比較的新しい曲もやった。フォークの神様も今ではインテリ風のイケメン且つ美声の素敵なおっさんに変貌していたが、その哲学・精神は更に進化を遂げていた。 「三谷ブルース」の歌詞に、「人は三谷を悪く言うが、三谷がなければ橋も道路も造れない」という内容があって、その通りだと思う。一転、現代を考えれば非正規雇用者の増大が問題になっているけれど、三谷と比べればとりあえず明日の仕事は継続してありそうな点は恵まれていると言える。三谷では一つの工事が終われば、明日別の工事があるとは限らないのだ。それでも三谷の人達は仕事を終え、あとは焼酎を飲むだけしかやることがなく、人から後ろ指をさされながらも逞しく生きてきた。なんのことはない、昔も今もそういうところにしわ寄せする経済構造というものは変わっちゃいないのだと判る。だから自分が非正規雇用者だといって絶望する必要はない。酒飲んで歌をうたって気分良く一日を過ごせればそれでよいのだ。 岡林の新しい歌は、エンヤーコーリャの掛け声に「エンヤーラッサ」とトルコ語の掛け声を返す、会場参加型の歌だった。岡林の目は日本だけでなく世界とのつながりを見ている。さすがフォークの神様は今でも神様だ。空の高みから俯瞰しているかのようだ。 この番組が終わってから財務分析演習の続きをやり、先ほどWEBで提出。 一人の人間の、更に一日にできることなんて限られている。欲張らないで何かは明日に後回しして一つでも二つでも完遂することだ。後は酒飲んでやきそば食って歌って昼寝したらいい。素晴らしく平穏で充実感溢れる一日が過ごせた。そう、「それでいいのだ」。 Yahooニュースでは新型の鬱病が日本に蔓延しているというが、岡林神様のように、おこがましいが僕のように気楽に生きれば鬱病とは無縁だろう。とにかく長く生きてみることだ。いいことが沢山、雪崩のようにやってくること請け合いだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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