カテゴリ:読書
家内のお友達のNさんが貸してくださった本。
著者の町山さんはコラムニスト・映画評論家で、生まれ年は僕と同じ。だから47歳だろう。 編集者として「映画秘宝」を創刊した後渡米。現在もバークレー在住という。 僕はアメリカには幻滅を感じていたけど、実はアメリカに行ったのは新婚旅行の時一回きり。1993年。まずロスに入り、ディズニーランド、ユニバーサルスタジオに行き、段々東の方へ移っていった。家内が留学していたオクラホマで腹をこわし、その次に行ったニューオーリンズでジャズを聞き蝦蛄を食べ、最後ニューヨークに行ったときにはもうふらふら。ツアーで有名人のお家拝見をしたらそれで力尽き、自由の女神も見ていないし、セントラルパークにもいけなかった。 だからアメリカのことを本当に知っているとはいえない。僕のアメリカ観は幼い頃見た「奥様は魔女」によって醸成された。広い家に住み、ピザとか超大型ケーキとかをオーブンで焼く。大型家電があり、広い庭とガレージがあってオープンカーに乗る。当時まだ貧しかった日本から見たら、アメリカはパラダイスであり、憧れだった。科学の国だった。 ところが最近のアメリカを側聞するにかつてとは違うようだ。特に馬鹿ブッシュが決定的にアメリカを二極分解してしまった。富めるものともたざるもの。 それでも僕は実地のアメリカを知っているわけではないので僕の側聞が真実かどうかはわからなかった。 しかしこの本を読んで大体僕が予想していたことは真実だろうと思えた。なんせアメリカに何年も在住している町山さんがそう言うのだもの。 今の日本が昔の日本とは違うように、今のアメリカは「奥様は魔女」のアメリカとは違う。 でも・・・できればアメリカにはフェニックスの如く再生して欲しい。科学の国、教育の国、アメリカンドリームの国だったのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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