カテゴリ:読書
この本では著者自身の立脚点、スタンス、来し方・現在・ありたい将来の自分が正直に書かれている。
英国での留学中に外から日本を、自分の内面を観ることをできるようになったのであろう著者の物の考え方は刺激的だ。 沢山の印象深いフレーズがある。 ・欧米文明は「魂の世界の使命感(ミッション)」と「俗世の世界はゲーム感覚」という二重性を持っている。 ・日本の国民性は、七九七年に成立した『続日本紀』に書かれた「明・浄・正・直」という言葉に表されていると思います。 ・一見自分には「遠い世界」に思えることも、身内や自身の「大切なもの」とのつながりを考えてみると、まったく見え方が変わってきます。国や世の中のあり方は、ほかの誰のことでもない、「わが身」の問題ととらえる視点を持って、「大きく考える癖」をつけることが重要だということです。 こういう本を読むと、日本人に生まれてきた幸せをしみじみ感じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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