テーマ:今日聴いた音楽(75557)
カテゴリ:財津和夫
Naked Heart 財津和夫作詞・作曲
「きれいだね」 それだけを 言いたくて 逢いに来た 夜の中で すくい上げた 白い宝石 君の横顔さ あの夜を どうか捨てないで もう一度 あの君のまま でも心だけが 裸じゃなかった 君の秘密 わけを知りたいのさ 皮を剥かれた葡萄のように 君のすべてを指先にしたい Don't say, Never say 世間話は もういらない 剥きだしの君が欲しい 「この海は きっと自由ね」と つぶやいて 髪を揺らした 「愛し合おうね 波の上で」 覚えているね 固い約束を これから二人 嘘はなしだよ 心の底で 好きになったから Don't say, Never say 飾り言葉は もういらない 剥きだしの君が欲しい 「きれいだね」 それだけを 言いたくて 逢いに来た 夜の中で すくい上げた 白い宝石 君の横顔さ --------------------------------------------------------------------------- 1993年に出たアルバム「Naked Heart」の一曲目にして表題曲。 ライブの「夢中さ君に」のイントロに入る前のドラムに似たドラムで始まる。 そこからリードシンセが入るのだが、なんだか音が薄っぺらくて安っぽくて ちょっと気が抜ける。 この頃僕はシンガポールにいたので、日本に一時帰国したときにCD屋さんに寄って、 「なんだ財津さん、新作出してるじゃん」と気が付いて買った、というそんな感じ。 歌詞全体から浮かび上がる情景は、チューリップ「夏の夜の海」、財津和夫 「満月の夜の罠」に通ずるものがある。 「夜の中で すくい上げた 白い宝石」=「君の横顔」、うまいなあ。 夜の海の中からすくい上げた白く光る貝殻、それが君の横顔。 海という言葉がここでは出てこないけど、自然に海で戯れる男女につながる。 「皮を剥かれた葡萄のように 君のすべてを指先にしたい」は、何気にすっと 耳を通り過ぎるけど、よくよく味わうとエロチック。エロさを感じさせないのが 財津流。 「心だけが裸じゃなかった」というのだから、夜の海でお互い裸で戯れて いたのだろう。裸の心で向き合いたい、剥きだしの君が欲しい。 欲しいのは身体じゃなく、心。そんな歌詞をどこかで聴いた気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月25日 23時20分44秒
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