韓国の龍の日記

ふたりだから　　財津和夫作詞・作曲

すべてが変わったあの日　ふたりが出会ったあの日
通りすがりの愛　それは昨日まで
一人の自由だけで　もう歩けはしない
そうさ　君でなけりゃ

約束破ってゆくよ　今すぐそこまでゆくよ
こんなに激しい風の吹く日は　
僕のわがままで　君を抱いてみたい
言葉もなくなるほど

星座つくる星と星が　結ばれたように
君と僕がつくってく　永遠の夢

どこでもゆけるさ君と　世界の果てまで君と
どんなにささいな悲しみだって　
必ず話して　きっとわかりあえる
そうさ　ふたりだから
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なにせこのアルバム、買ったはいいけどちょっと地味かなあと思って、実は
あんまり聞いていなかった。ブログを書くためにじっくり聞いてみたら
この曲も美しい曲だった。

途中に入る「星座つくる・・・・永遠の夢」のところだけ曲調が変わり
夢の世界を醸し出す。財津さんのメロディメーカーの真骨頂。

「ふたりが出会った」出会い方はどんな風だったんだろう。
偶然か、何かの拍子か。
その出会いの「昨日」までは「通りすがりの愛」。ゆきずりの愛ほど刹那的では
ないけれど、少なくとも永遠を感じることはなかったのだろう。

「約束破ってゆくよ　今すぐそこまでゆくよ」はアルバム「Jack is a boy」所収の
「くちづけのネックレス」の冒頭歌詞；「戻って来たよ　明日まで待てずに
忘れられない　君の笑顔が　最後の電車を見送って来た」を思い起こさせるものの、
「Jack is a boy」の時からは数十年経って「僕」も若くはないから「くちづけの
ネックレス」の歌詞の、若さゆえの抑えきれない愛おしさというのではない。
抑制はできるのだけど、激しい風を口実にあえてわがまま言ってみるという大人の
静かな激しさ。

古人が星と星をつないで天空に大きな絵と物語を紡いできたその星座のように
ふたりで夢を紡ぐ・・・ロマンティック。

ふたりだから、ふたりなら乗り越えられる、どんな困難も。
でもそれは君とじゃなきゃいけない。