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韓国の龍の日記

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2020年12月07日
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カテゴリ:財津和夫
ここまでおいで  財津和夫作詞・作曲

愛なんてあげましょう 幾つでもポケットに ほらキャンディのように
だからおいでよ この国へ

幸せもあげましょう 好きなだけもたせましょう ほら綿菓子のように
だからおいでよ この国へ

甘いバナナ 甘いミルク お月様の下で はしゃげ、はしゃげ
楽しい夜 あの手この手 気がすむまで ここではしゃげ はしゃげ

誓いましょう何度でも 片手あげタクシーを ほら止める要領で
だからおいでよ この国へ

友達なら 電話すればマネキンでも並べるように呼べるさ
続けようよ そこに見える夜の角を 二人曲がり終わるまで

真心もいくらでもプレゼント手渡すよ ほらティッシュのように
だからおいでよ この国へ だからおいでよ この国へ
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今、手元に現物CDがなくてiPodに入れた曲を聴いているので定かでは
ないのだけれど、このCDには「ぼくがつくった愛のうた」のように
ブックレットが付いていて、全体が物語を辿るような形になっていたかも
しれない。

この歌の歌詞を鑑賞していてそんな気がした。

「この国」はおとぎの国ではなくて、現代日本のことだろう。
「愛」、「幸せ」、「誓い」、「友達」、「真心」・・・そんな
かけがえのないものとして語られがちなことどもが、実に簡単手軽に、
薄っぺらく、ありがたみもなく手に入ると歌っている。
その程度の価値しかないほどすでにそれらは貶められている、と
歌っている。

そういうあり方をしている現代日本への風刺。
もっともこのアルバム1999年10月の発売だから現代とは言えないな。

2020年の現代は、「愛」、「幸せ」、「誓い」、「友達」、「真心」
という言葉さえ、まともには発せられなくなってしまった、或いは
口にすると何か白々しさを覚えさせるような、そんな状況になっている
ような気がする、と言うと言い過ぎでしょうか。





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最終更新日  2020年12月07日 23時14分26秒
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