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February 27, 2007
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カテゴリ:思うこと
仕事で外へ出たついでに、ちょいとお買い物。
いや、職場のせっけんが紙みたいに薄ーくなっちゃってて。
ついでに安売りのいよかんをおやつに買い込んで、
自転車押し押し帰り道歩いていたら、車がすーっと寄ってきて止まった。

警戒はしなかった、だって、なんとなく覚えのあるお顔と声。
あ、子どもの頃お世話になってた、プロテスタントの教会の方だ、きっと。
すぐわかったし、そのとおりだった。
というわけで、道端でちょっぴりご挨拶。

私の家の宗教はキリスト教ではないのだけれども、
子どものころは同級生の女の子に誘ってもらって、教会へ通っていた。
たしか中学生のころに禁教令が出るまで、ほんとにお世話になったなぁ。
牧師先生ご夫妻にも大変お世話になったし、信者さんたちにもかわいがってもらった。
ある意味、いのちを助けてもらったと言ってもいいくらいだ。

にもかかわらず私が今カトリックなのは、この教会に不満があったわけでは全くない。
むしろ今でも、とても懐かしくあたたかく思い出す。
ただ私は小さいころからなぜかシスターにあこがれていて、
これはカトリックじゃないとなれないんだよなー(厳密にはそうじゃないらしいけど)

小さいころから保母さんにもなりたくて(どっちだ!)、
でも我が家の経済状況では高校出るので精一杯、というわけで就職して、
でも懲りずに成人してから通信制の短大で保育の勉強をしていたら、
スクーリングでシスターとご一緒して、紹介してもらって現在に至る。
ご縁なんだろうけど、不思議な話だなー。

カトリックの洗礼を受ける前の日に、子どもの頃お世話になっていた教会には
ご報告に行って、牧師先生が祝福とお祈りをしてくださったっけな。
子どもの頃お世話になっていた牧師先生は転勤(?)なさっていたけれど。
明日の礼拝でみんなにも知らせて祈りますって言ってくださって、うれしかったっけ。

こんどの金曜日には、近所の教会の女性が集まって一緒にお祈りする行事があるそうで、
今回はカトリック教会が会場なのだそうだ。昼間だから仕事で行けないけど。
普段の年だと子どもの頃お世話になっていた教会からも参加者があると聞いていたのに
今年はどなたもいらっしゃらないとかで、ちょっぴり残念に思っていた。
なのだけれど、話をしているうちに、いらっしゃる方があると判明した。めでたい。

道端に車を停めてだから長話はできなかったけれど、とってもうれしかったな。
別れて職場に戻る途中も、心はうれしくて踊っていた。
夜、週末の行事に参加してくださるということをお伝えしておかなくちゃと
神父様にお知らせのメールを打っていたら、いろいろ昔のこと思い出しちゃった。
どんなに愛してもらったか、助けてもらったか、思い出してちょっぴり泣けた。

…そんなふうにしてくれる方たちがあったから、私は今こうして生きていられる。
神父様に、昔お世話になった教会のことを話しながら(メールに書きながら)、
しみじみそう感じていた。
少しして返ってきた神父様からのメールには、そのことへのコメントはなかったけれど
(そのほうがありがたい)、『生きててよかったね』と、神父様の声で聞こえた気がした。
それでまた、なんだか泣けてきちゃったりして。

なぜだか本当に、私は周囲の方たちにはとことん恵まれている。
この前人と話をしているときに、周囲の方たちのこといろいろ騒ぎ立てたら、
そんなすばらしい人たちが傍にいてくれていいねと言われて、ごくごくうなずいたけれども、
本当に本当に、不思議なくらい、私の周りにはいつも、とってもすてきな方たちがいてくださる。
どうしてなのか、つくづく不思議だ、本当に。
似たような人が集まるという話も聞くけど、ことこれに関しては絶対違うと思うぞ。
……きっと、世界中に生かしてもらっていて、世界中に育ててもらってる。
そんなことを、改めてしみじみ感じた夜。
……はい、私も、生きててうれしいです。ありがとうございます、と呟いてみたりして。

それにしても。
昼間声をかけてくださった人は、お店に歩いていく私を車で追い越して『あれ?』と思い、
帰り道にまた、こんどはお店から帰る私を見かけたから、声をかけてくださったそうだ。
お互い家からはかなーり離れた場所で、しかもたまたま普段と違う行動をしていて。
しかも、行事前のこの時期の再会。ちなみに下手すれば20年ちかいご無沙汰。
……これは本当に偶然かね、それとも。





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Last updated  March 6, 2007 10:40:56 PM
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