ことりのそら

たまたま仕事に隙間ができたので（見ぬ振りをしただけともいう）、
午前中休みもらって教会へ。
今日はイエス様のみ心の祝日だそうで、ごミサがあるっていうんだもん。
明日明後日と学校のスクーリングだから、その前に朝寝をしておきたかったから……
では、ない。ないったら、ない。ないぞったら！！

さすがに神父様が目を丸くなさってた。
どうしましたかっていわれたから、仕事休めたので、とだけ返事した。
こないだ職場行事で休みの日に出たからですか、と聞かれたので、
は、まあ、そういうことで、と言葉濁したりして。
（ま、普通、ミサのために休み取る奴はいないと思われる。私だって普通しないぞ）

いらしてた方たちでお茶を、ということになって、その準備をしているときに
神父さまおっしゃるには、お世話になってる別の神父様がお熱出してらっしゃるとか。
そこそこ高い熱なんだろう、忙しいから疲れてるんじゃないかな、なんて
おっしゃるから、私はパニック。
その神父様がご多忙なのは、知らないなりによく知ってる。うわーん！

熱が出ること自体は、しかも高い熱なら、めでたい＆うらやましい限り。
でもお疲れでばたんきゅーはうれしくないよー！
というわけで、両のこぶし握り締めて、『目いっぱいお大事になさってくださいって
お伝えくださいましっっ！！』と、すごい勢いで迫っちゃった。
大丈夫だよ、死なないから、と、神父様が苦笑なさるくらい。（あたりまえですーっ！）

帰ってから、やめとこうと思いつつ、ついついメールを送ってしまった。
しっかりお休みくださいましっ、なんてえらそうな口たたきつつ、
メール送りつけているというこの矛盾。
もちろん読み飛ばしてくださいねとは言ったけれど、
お邪魔になってなきゃいいけど、と思ってたら、返信が。神父さまーっ！

でも、その内容でさらにぶっ飛んだ。
今○○教会に来ています、と書かれてあったのだけれども、
その○○教会、神父様の普段の所在からは、下手をすれば２００キロ以上離れた場所で…。
……あたしはちゃんとベッドの中にいてくださいねって言いたいの我慢したのにさー、
いったいどこまでお出かけなんですかっ？！

まあ、その教会へお出かけなさった用事というのが、とってもめでたいお祝いの
ごミサだというから、なんだかそれ自体は大変めでたい。
そんな場にいらしたなら、熱も下がっちゃいませんかね、というくらいめでたい感じ。
とはいえ、ああああ、神父様ってばー。
最後に一言『大丈夫だよ』という文字に、なんだかほっとして泣きたくなりかけたりして。

もう、ここまできちゃうと、道中どうぞご無事で、という以外にないんだけど。
……なんというか、神父様も大変だ。
というか、熱出たら素直に寝込める人のほうが、いまどき少ないのかもしれないけど。
いろんな意味でじたばたしてしまいましたとさ。
神父様も、ほかにお熱出してらっしゃる方も、しっかり熱出して、早くよくなりますように。
（熱自体は心身のお掃除だったり病気に対抗するための体の働きだったりするから
基本的にはとぉってもめでたいという立場の私。）