ことりのそら

週末はスクーリングに行っておりましたー。
ちなみに２週連続でしたー。
ついでに来月の進級試験範囲の発表がありましたー。
ぎゃああああ。１日１個のおさらいじゃ足りないよー（涙）
てか、どんな問題が出るのか見当もつかなくて困るよー！！


……さて。
そんな叫びを上げつつ、夜行フェリーに乗った昨日。
雑魚寝部屋のお隣さんが、なんだかすてきな人だった。
まあ両隣さんには、乗ってきたときと降りる時の挨拶くらいは
一応するようにしてるんだけど、話しかけてくださる方も珍しい。

医療関係のお仕事だそうで、ホメオパシーの話をしたら
とっても興味を持って聞いてくださって、とってもいいですね、
がんばってくださいね、なんて言ってもらって嬉しかった。
で、その方が教えてくださった、今から帰っていく先は、
雪国と化しているらしいと…。

えええっ、と、私の周りにいた人たちも話に参加。
なんでも積雪が１０センチ超えてるとか、
あちこちで大渋滞が起こっているらしいとか。
…さあ大変。港で待ってる私の車、チェーンも何も積んでない。
当然冬タイヤでもない。雪が積もるなんてない地域だもんなぁ。

幸いこのフェリーは私の住んでいる町までバスで送迎してくださる。
だから、いざとなったらそれのお世話になって、
また明日の夜車だけ取りに来るかなー、
だけど仕事に遅れるだろうし職場までの足が大変だなー、
まあいいや、なるようになるさね、なんて、がーがー眠って。

降りてみると案の定、そこは雪国。
しかも、私の町までのバスは出ないというではないの。
最寄の駅までは送迎するから、そこからはＪＲを使ってくださいだって。
でも家族のお迎えにいらしてるらしい方があったので、
チェーンつけてないの確かめてから、道の具合はどうですかって尋ねてみた。

すごいことになってはいるけれど、最寄の駅までは何とかなりそうな雰囲気。
私の町まで帰る間には峠道があるので、そこはちょっと難しいかも、と
おっしゃっていたけれど、その方は反対方面からいらしたから
はっきりとはいえないけどね、ということだった。
他の車も走っているので、とりあえず自力で帰ることに決定。

というわけで、きゃあきゃあ騒ぎながら車のところまでずぼずぼ、
すごいねーと笑いながら、まずは雪うさぎと雪ダルマをつくって、と。
それから積んであった傘に手伝ってもらって屋根の雪を下ろし、
よろしくねーと車に頼みつつ、発進。
…そーか、車の雪下ろすときは前に落とすと墓穴なのね、と、ひとつ学習^^;

べしょべしょ雪道を、ゆっくり走る。さすがに他の車も超ゆっくり。
あんまり一生懸命気をつけてたもんで、右折するつもりだったのに車線変更忘れた。
いかんいかんと右折車線に入ろうとしてもうひとつ学習、
道路の真ん中にできてる雪の帯に突っ込もうとしてはいけません、
たとえ横切るだけであったとしても。

まあ、これも「やばっ」と思った時点で中断したから、
無事走り続けることができた。
橋の上では凍結防止剤をスコップでまいてくださってる方たちが。
寒い中をありがとうございますー、と、頭下げてそろそろ。
道を斜めに塞ぐ形で行動不能に陥って乗り捨てられた車横目に、そーろそろ。

ＪＲに切り替えたほうが得策かなぁと駅まで行ってみたけれど、駐車場満杯。
帰り道はずっと国道だから、車は途切れず走ってる。
時速５０キロ制限のところ、４０キロくらいではあるけれど、一応流れてる。
何とかなるでしょ、と腹を括って国道まで戻り、
わだちみたいに凍り付いてる雪を避けつつ、ぶいぶい。

懸案の坂は、そんな感じで無事に越えることができた。
そこを超えて少ししたら、だいたい制限速度くらいで車が流れ始め、
走るうちに雪はどんどん少なくなって、家の近くに着いたときには
雪は屋根から落ちたのがわずかに残っている程度。
家までの細道を入れるか心配してたんだけど……雪の影もありゃしない。


ごミサにギリギリの時間だったので、そのまま教会へ。
そしたら、なんと昨夜から停電しているとのこと。
よくぞストーブがガスだったものですねと言いつつ、
ストーブの上で神父様の朝ごはんのパンを焼いて、
お礼にってネーブルいただいて、家に戻った。

帰るなり母上様に車の屋根を見ろと騒ぎ立て、
着替える時間はなかったからお出かけ着のままで、
作ってくれていたお弁当をかっさらって出勤。
間に合うかどうかヒヤヒヤしたけれど、無事だった。
車の屋根にわずかに残っていた雪で、もう一度雪ダルマ作れたくらい。

職員の中には、通常３～４時間と思われる道のりを、
プラス１０時間かけて帰ってきた人もあったそうな。
チェーンつけてても泣きたいくらい大変だったそうな。
乗り捨てられた車は私も何台も見かけたけれど、
まあ本当に、よくぞご無事で、って言ったほど。


いやはやはや。大雪とはいっても、私が走ったあたりの積雪は
せいぜい１５センチくらいだったんだけど。
昼間用事で港近くまで出かけた母上様が、
よくぞ帰ってきたものだと舌を巻いていた。
周囲の大事状態をよそに、きわめて平和に帰ってきてたんだけど……。

大騒ぎ。でも無事帰してもらってとっても感謝。
乗り捨てられてた車さんたち、持ち主さん共々
無事に家に帰れてるといいなー。
もっと雪の多い地域もあるんだろうなー。
どうぞご無事でありますように。