ONE OUTS-ワンナウツ- 第20話 翻弄
リカオンズの対ブルーマーズ二回戦、ブルーマーズの球場をあげてのイカサマのおかげで攻撃はことごとく失敗、守ってもサインを盗まれ、あっという間に5点差。だが東亜の作戦でイカサマを逆手に取り、三原監督にバントのサインを出させ、バッターの児島は既に東亜から普通に打つように指示していたため、それがスリーランになり、2点差まで追いつく。そしてブルーマーズのイカサマであるヤミ信号の出所が客席にいる応援の太鼓であることが分かり、東亜はブルーマーズを翻弄すべく、三原監督を犬に買収する。元々この試合は落としたら三原監督の年俸は半分になってしまうということもあり、負けられない試合。だからこそ毎回バントのサインなんか出せるわけがないと思うのが普通、そこで東亜は三原監督に5,000万渡し、東亜の指示通りで負ければ全額、勝ったら1,000万をやるという約束をする。勝っても負けても得をする三原監督は東亜の犬となり、指示通りサインを出す。そしてバッターは出口、もちろん三原監督のサインはバント。そこで出口はバントを構えつつ、ヒッティングに変えて前進守備の間を抜ける。見事ヒットになった出口だったが、ふと疑問に思う。イカサマを知ってるのは出口と児島と東亜、他の選手は知らない・・・っということは三原監督のサインどおり動いてしまい、意味が無いのではと。タイムを取り、東亜に相談するが東亜は監督サインどおり動けと言う。半信半疑な出口、次の三原監督のサインは送りバントと普通なサイン。そこで出口は送りバントのサインを守りつつ、盗塁覚悟で走る、すると次のバッターはバスターエンドランになり、スタートがよかった出口のおかげで一三塁のチャンス。そのチャンスに東亜が三原監督に出させるサインはホームスチール。ホームスチールなんて出来るわけがないと考える出口、だが別にサインどおり動かなきゃいけないわけもなく、とりあえずホームスチールの振りだけをする。すると一塁ランナーが盗塁しており、守備体型がホームスチールになっていた守備陣は後逸、その間出口はホームを踏んで一点差。出口はベンチに戻り、イカサマを知らないはずの他のナインが三原監督のサインどおり動いていないことの疑問を東亜にぶつける。その謎は三原監督には内緒でナインに三原監督名義の「サインはパターン2を使う」というメモを渡していた。三原監督のサインはパターン1、ブルーマーズはそれで認識して守備体型を変えていたが打者や走者はパターン2として捉え、動いていた為ブルーマーズをかく乱できた。さらに出口がそのことを知らずに動いてたことでパターン1で送りバント、パターン2でヒッティング、だが結果はエンドラン、その後もパターン1でホームスチール、パターン2で盗塁、だが結果はダブルスチール。もしサインをずらしただけなら2、3回でバレてしまう・・・しかし出口が迷彩したおかげでそのずれを感知させられずに見事逆転。でも最後の打者ロドリゴにサイン交換のことを言っちゃったんだけど大丈夫なんだろうか?↑参加してます