ミディアムデンシティファイバーボード(MDF/中質繊維板)
ミディアムデンシティファイバーボード(MDF)とは、 主に木材などの植物繊維を成形した繊維板(ファイバーボード)のうち、密度0.35g/cm3以上 0.80g/m3未満の中質繊維板のことです。 主に使用される接着剤の種類で用途が分かれます。 Uタイプ ユリア樹脂系又はこれと同等以上のもの 家具、キャビネットなどに適します。 Mタイプ ユリア・メラミン共縮合樹脂系又はこれと同等以上のもの 建築下地(床・内壁・外壁屋根)、造作部材(サッシ枠など)に適します。 Pタイプ フェノール樹脂系又はこれと同等以上のもの 建築下地(床・内壁・屋根)に適します。 【特徴】 ・割れや反りに強い ・材質が均質で表面が硬く平滑 【製造方法】 木材などの植物繊維を解繊し、大量の接着剤を添加して熱圧乾固させる乾式法で 製造されます。 【用途】 ・建築下地材 ・住宅機器 ・机、収納家具 ・楽器 【その他】 合成樹脂接着剤を使用するので、JIS規格上でホルムアルデヒド放散区分が 設けられています。