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洋画(08)

2008年12月30日
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カテゴリ:洋画(08)
人情ものである。
ハーレムのとなりの町。黒人、南米系だけでなく、白人もいれば、アジア系もいる。でもみんな貧しいということでは一致していいる。そういう下町の中で起こったちょっといい話。

監督・脚本 : ミシェル・ゴンドリー
出演 : ジャック・ブラック 、 モス・デフ 、 ダニー・グローヴァー 、 ミア・ファロー 、 シガーニー・ウィーヴァー

けれども、リメイク版を作りながら売る時間をどうして作ったのかが気になって、なかなかのめり込めなかった。あれだけ列をなしているのに、数をどのようにして揃えたんだろう。

ジャック・ブラックはこんなことをやらせるといきいきと光る。現実的に相当なおたくなんだろうな。






最終更新日  2008年12月31日 00時41分15秒
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2008年12月28日
カテゴリ:洋画(08)
監督・脚本 : ダニー・レヴィ
出演 : ウルリッヒ・ミューエ 、 ヘルゲ・シュナイダー 、 シルヴェスター・グロート 、 アドリアーナ・アルタラス 、 シュテファン・クルト

(goo映画より)1944年12月、連合軍の進攻によりナチス・ドイツは劣勢に陥っていた。そんな中、宣伝大臣ゲッペルスは、新年に行われるヒトラーの演説を成功させ、国民の戦意を高揚させようと試みる。しかしヒトラーは心身共に衰弱し、自信喪失状態。そこでゲッペルスは、かつてヒトラーにスピーチ指導をしていたユダヤ人俳優グリュンバウムを収容所から呼び寄せる。戸惑う彼だったが、他に道はない。敵を教える苦悩の中、事態は意外な方向へ…。

正直、戸惑った。事前情報で、フィクションだが、事実を基に作られていると聞いていた。だから、だから想像を交えたところはあるのだろうが、大部分は事実だろうと思っていた。しかし、しだいとこれはいくらなんでもないだろう、という描写が増えてくる。それをどのように反応していいのかわからない。ドイツ人は、特にユダヤ人はどのように反応したのだろう。やはり大笑いしたのだろうか。それとも怒って椅子を蹴飛ばし、映画館を出たのだろうか。

私は戸惑った。不快に思うほどではないが、ブラックジョークで済ますわけには行かない。






最終更新日  2008年12月28日 23時26分39秒
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2008年12月23日
カテゴリ:洋画(08)
2008年度日本インターネット映画大賞外国映画部門に投票します

 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで
---------------------------------------
『 外国映画用投票フォーマット 』
【作品賞】(5本以上10本まで)
  「  ミスト」5点
「  12人の怒れる男 」 5点
  「シークレット・サンシャイン」 4点
  「  ノーカントリー」3点
  「 王妃の紋章」3点
  「 この自由な世界で  」 3点
  「 宮廷画家ゴヤは見た 」 3点
  「   ダークナイト」 2点
  「   告発のとき 」 1点
  「   ブラインドネス 」 1点
【コメント】
リンク先記事を見てください
-----------------------------------------------------------------

【監督賞】              作品名
   [ ニキータ・ミハルコフ] (「12人の怒れる男」)
【コメント】
  「ミスト」のフランク・ダラボンにするか非常に迷ったのですが、僅差でこちらに。
【主演男優賞】
   [ ハビエル・バルデム ] (「宮廷画家ゴヤは見た 」)
【コメント】
  えっ、「ノーカントリー」は主演じゃないの?それじゃ合わせ技ということで。
【主演女優賞】
   [チョン・ドヨン] (「シークレット・サンシャイン」)
【コメント】
  ナタリー・ポートマンかシャリーズ・セロンか大いに迷いましたが、
  今回は、彼女の目の力が何よりも勝っていました。
  主演女優賞は一番の激戦区です。
【助演男優賞】
   [ ヒース・レジャー] (「ダークナイト」)
【コメント】
  誰も文句ないでしょ。
【助演女優賞】
   [マーシャ・ゲイ・ハーデン ] (「ミスト」)
【コメント】
   危機的状況のときに陥る穴を一人で体現してくれました。






最終更新日  2008年12月23日 19時34分05秒
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2008年12月21日
カテゴリ:洋画(08)
私たちは変われる、私たちは変われる、私たちは変われる、私たちは変われる‥‥‥ホントか?

監督 : スコット・デリクソン
出演 : キアヌ・リーブス 、 ジェニファー・コネリー 、 キャシー・ベイツ

70年人類として生活してきた実は宇宙人の華僑の老人は言う。
「人類は破壊的だ。変われない」
キアヌ・リーブスは聞く。
「それが結論か?」
「そうだ。しかし私はここに残る」
「それは死ぬということなんだぞ」
「わかっている。説明できないのだが、私は彼らが好きなんだよ」

旧作映画はあるようだが、実は原案はもっと旧い。「旧約聖書」ノアの箱舟である。神の御心(キアヌ・リーブスを送ってきた宇宙人)は人類には理解できないのではないか。けれどもなぜいまこの映画なのか? 製作者の意図は明らかである。

以下完全ネタバレ 白い部分をスクロールすると文章を見ることが出来ます。
おそらく環境破壊のことなのだろう、地球の命運は待ったなしのところまで来ている。「地球を人類から守るため」キアヌは宇宙人から「派遣」されてくる。
残念ながら、キアヌがヘレン親子の何を見て人類を救おうと考えたのか、全く謎である。説得力はない。神の御心なんて、そんなモンダと言ってしまえばそれまでなんだけどね。ただキアヌはそれまでまるで人類のことを他人のようにいっていたのに、最後になって初めて「教授のいっていた通りだ。窮地に立ってはじめて我々は変われる」と「我々」を使ったのである。(英語は聞き取れなかったので、翻訳から判断したのだけど林完治さん間違っていないよね)オバマ大統領の「Yes We Can!」をもじったのだろう、と思った。つまり現代的メッセージの強い、悪く言えば「体制すりより映画」ではある。基本的には古臭いファンタジー映画に過ぎない。
もうひとつ気になったのは、最後、人類の電気が一切使えなくなって終わる、ということだ。(自家発電機能を持つ政府の電源、あるいは車のライトさえ消えるのだから、相当徹底していと考えていい)あれがずっと続くとなると、確かに地球の生命体系は保たれるだろう。
人類にとってはこっちの方が大変な事態になるだろう、と思う。






最終更新日  2008年12月21日 12時31分57秒
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2008年12月01日
カテゴリ:洋画(08)
「みんなを殺さないで!」
「ボクの物語だ」
「二人のよ!」

監督・製作・脚本 : ターセム
出演 : リー・ペイス 、 カティンカ・アンタルー 、 ジャスティン・ワデル 、 ダニエル・カルタジローン 、 レオ・ビル

『ザ・セル』のターセム監督が構想26年、撮影に4年の歳月を費やして完成させた、壮大なスケールの叙事詩。映画の撮影で怪我をし、主演俳優に恋人を盗られて生きる希望を失っていたスタントマン青年と、腕を怪我して入院中の少女が青年の「お話」で心を通わせていく。

昔々の物語として始まる。何故昔むかしなのか、それは最後にわかる。まだ、映画が色もついていなくて、音も出なかった昔、映像は今から見ると、まるで白黒写真が動いているだけかのように見える。けれども当時の人たちはこの動画写真に夢中になった。私たちが恵まれているのか。イヤ、そうではない。私たちも当時にタイムスリップすれば、ほら、暗がりの中でこの映像を見れば心躍るに違いない。よくみれば、どんなVFXでもまねできない命がけのスタントがある。よく見れば、素晴らしいロケーションである。よく見れば、そこには極彩色の世界遺産のロケーションで万華鏡のようなめくるようなドラマがあるだろう。

だから映画の筋としては、べたべたの話である。映画好きにはたまらない仕掛けがたくさんある。綺麗な映像を見たい人にもいいかもしれない。しかし、深い思索をしたい人にとってはどうだろうか。

最後のベートヴェンの交響曲7番をじっくり聞かせてくれる。不思議とよく映像に合っていた。何故なんだろう。






最終更新日  2008年12月01日 23時03分16秒
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2008年11月30日
カテゴリ:洋画(08)
「面白い‥‥‥」
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監督 : ニキータ・ミハルコフ
出演 : セルゲイ・マコヴェツキイ 、 ニキータ・ミハルコフ 、 セルゲイ・ガルマッシュ 、 ヴァレンティン・ガフト 、 アレクセイ・ペトレンコ 、 ユーリ・ストヤノフ 、 セルゲイ・ガザロフ
ヘンリーフォン主演のアメリカの民主主義を謳った旧作のリメイクでありながら、現代ロシアを色濃く反映した新たな名作陪審員映画となっている。

最初、陪審員たちは1時間半で終わるとたかを食っていたり、全員一致の原則で最初は11対1で有罪が圧倒的なのに、だんだんとそれが逆転していくさまも同じ。しかし、容疑者の子供はチェチェンの紛争で追われてきた孤児であり、陪審員たちも現代ロシアのそれぞれの階級や職業を代表しており、(巡業芸人、タクシー運転手、会社社長、商社会社員、芸術家、等々)それぞれの陪審員たちの人生が浮かび上がると同時に、ロシア社会に巣くう民族差別、容疑者の悲惨な人生も浮かび上がると言う見事な構成である。

このような映画を見ると、陪審員としての大変さと同時に、いいかげんな弁護士に当たったときのチェック機能や、素人の視点や豊富な人生経験を生かしての裁判への判断は必要だな、と思ってしまう。

ついに私には「今回は」裁判員へのお誘い手紙は届かなかった。前作や今作を見て、裁判員になろうとすると、しかし大きく後悔してしまうかもしれない。先ずは、裁判員と陪審員、名前が違う。此の間の報道だけ見ても、日本のそれと、アメリカやロシアのそれとは大きく違うことがわかる。
1、裁判員だけで判断しない。プロの裁判官が同席をする。(原則として裁判員6名、裁判官3名)
2、有罪か、無罪かだけを判定しない。有罪の場合の量刑の判断も行う。
3、全員一致形式ではない。有罪判決をするために必要な要件が満たされていると判断するには、合議体の過半数の賛成が必要で、裁判員と裁判官のそれぞれ1名は賛成しなければならない。だからこの映画のようなドラマは起こりえない。

また一般的に映画「それでもボクはやってない」で示されたような素人の「常識」が生かされるような「事件」はこの制度では担当しない。殺人などの大事件のみを扱うのである。この裁判員制度によって刑事事件の99.9%が有罪になるような日本の裁判制度の改善に繋がるかどうかは非常に怪しい。痴漢事件はもとより、個別ビラ配布事件のような軽犯罪だけども、重大な事件には関与しない。

それでも私は裁判員に選ばれたならば、積極的に参加したいと思う。(今回は来なかった。非常に残念)なぜならば、基本的に今の刑事裁判は「疑わしきは罰せず」の原則になっていないからである。「絶対死刑反対」と言う「思想」を持った人間は裁判員としては排除されるそうだが、私は「絶対」ではない。けれども、量刑を決めるときは「素人」としての判断を十分生かしたい。

この映画でユダヤ人の男が、人種差別に反対だと言う一点で最初の頃から容疑者の有罪に反対していた。彼の口癖は「面白い」だった。私の心情も彼に一番近い。






最終更新日  2008年11月30日 22時17分27秒
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2008年11月23日
カテゴリ:洋画(08)
(ちょっと粗筋)
ひとりの男が失明した。突然目の前が真っ白になり、視力を完全に奪われたのだ。そして、それは悪夢の始まりだった。世界各地で同時発生した“白い病”は、爆発的な伝染力を持っていた。原因不明、治療法もない。これ以上の混乱を恐れた政府は、失明患者の強制隔離を始める。かつて精神病院だったという収容所に軟禁された患者の群れ。不安と恐怖、苛立ち、そして醜い争い…。秩序の崩壊した極限下で、彼らはその本性を次第にさらけ出していく。その中に、たったひとり“見える”人間が、盲目を装い紛れ込んでいた…。
監督 : フェルナンド・メイレレス
原作 : ジョゼ・サラマーゴ
出演 : ジュリアン・ムーア 、 マーク・ラファロ 、 伊勢谷友介 、 木村佳乃 、 ダニー・グローヴァー 、 ガエル・ガルシア・ベルナル
10ブラインドネス.jpg

突然人類を襲う「理由のない」パニック時での集団のサバイバル映画と言う点では、たとえば「ハプニング」と同じではあるが、あれが人間ドラマが非常に薄かったのと比べれば、この映画には濃厚な人間ドラマがある。同じようなパニック映画で、濃厚な人間ドラマといえば今年の名作「ミスト」と同じなのであるが、確かに先が見えない恐怖、閉鎖された空間での人間心理を描いた映画ではある。しかし、まったく違った映画になった。なぜか。「ミスト」の場合は待ったなしの時間制限のなかでのドラマであった。しかし、こちらはしっかりと「考える」時間があった。その違いなのだろう。そして、実際はこっちの方が現実感はある。

「ミスト」の場合はマーシャ・ゲイ・ハーデン がみこどな極限状態での女王の役割を演じたが、こっちの映画の場合はガエル・ガルシア・ベルナルが「蝿の王」を演じる。いろんなことを感じさせる映画であった。あの「白い病」自体にリアル感はないが、人間の行動の中には、たとえば「ナイロビの蜂」で見せたケニアのスラム街にもあっただろう貧困と暴力が反映されているような気もする。目が見えないと、経済活動は強制終了になり、人々は貧困に陥る。わずかな食料を求めて、たすけあい、そして「武力」による支配と、それに対する抵抗、そして連帯が始まる。私は見ていないが、「シティ・オブ・ゴッド」等、監督のテーマはこの辺りにあるのだろう。

そのなかで人々はどのように行動するのか。日系、エスパニア系、アフリカ系、いろんな人種が交じり合った小さな集団のなかで、人々は肩を貸しあい、歩いていく。悲惨な場面も多いけれども、希望も見える映画なのである。






最終更新日  2008年11月23日 11時34分48秒
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2008年10月25日
カテゴリ:洋画(08)
女なんてああいえばこういう
「女はいったい何を望んでいるんだ?」
「これは、あなただけに教えるのよ‥‥‥実は‥‥‥
何を望んでいるか女にもわからないの!」

最愛の夫ジェリーを脳腫瘍で亡くしたばかりのホリーは、失意で電話にも出られず自宅に引きこもっていた。やがてホリーの30歳の誕生日がやってきた。届いた贈物の箱を開けてみると、テープレコーダーに入ったジェリーからのメッセージが。思わぬプレゼントに喜びと驚きを隠せないホリー。翌日、メッセージの通りジェリーからの手紙が届けられた。それから、次々と消印のない手紙がホリーのもとに届くようになる…。(goo映画より)

100689psラヴストーリー.jpg
監督・脚本 : リチャード・ラグラヴェネーズ
出演 : ヒラリー・スワンク 、 ジェラルド・バトラー 、 ハリー・コニックJr. 、 ジーナ・ガーション 、 キャシー・ベイツ

この粗筋だけを読むと、死んだ夫の手紙で癒されていく未亡人がやがて新しい恋を見つけるまでの物語だ、と思うかもしれない。予告編を見る限り、私はそう思っていた。

けれどもその様な予定調和を絶妙の脚本が微妙に裏切っていく。センスのいいセリフが続き、それを見事に存在感もって喋っていくヒラリースワンクがいる。大人な映画である。気持ちのいいラブスーリーである。

一番最初はジェリーとホリーの犬も食わない夫婦喧嘩から始まる。最初はホリーと言う妻のわがまま振りが目立つ。夫が辛抱強く相手にしているからいいものの、これじゃあ疲れちゃうよなあ。と思ってしまう。ところが、だんだんとヒラリースワンクが魅力的に見えて、美しくなってくるから不思議である。実に素直でいい娘に思えてくる。彼女の演技力の賜物であろう。夫のジェラルド・バトラーがかっこいい。男としてはかく在りたいという典型である。少しかっこよすぎる。

キャシー・ベイツがあんなにかわいらしく笑ったのをはじめて見た。






最終更新日  2008年10月26日 06時52分05秒
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2008年10月23日
カテゴリ:洋画(08)
粗はありまくりの「巻き込まれ型」映画ではあるが、このような映画ができた背景を考えると、傑作としてではなく記録として残すべき映画だと思う。

監督 : D・J・カルーソー
製作総指揮・原案 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : シャイア・ラブーフ 、 ミシェル・モナハン 、 ロザリオ・ドーソン 、 ビリー・ボブ・ソーントン 、 イーサン・エンブリー

衛星画像から延々と個人の行動を監視する「エネミー・オブ・アメリカ」(1998)から、「ボーン・アルティメイタム」(2007)の手作業的全世界監視カメラ誘導システムへそしてこの「イーグル・アイ」(2008)では、ついにコンピューターによる全自動監視ネットワークをが作動されて、遠隔監視によって携帯は使い放題、作業機械も地下鉄も作動自由自在になってしまっている。

もちろん、これは映画的想像力で作られてはいるのであるが、今現在でも、たとえばgoogleのストリートビューではいろんな地域の静止画像が見放題、そこの地図では数年前の衛星画像ではあるが、場所によっては自宅まで特定できるまで近い写真が、「一般市民」でも自由に見られるまでになっている。当然上の人たちは「エネミー・オブ・アメリカ」程度のことは自由にできるのではないか、と想像できる。

9.11以降の「愛国者法」によってアメリカではFBIが認めれば監視カメラの二次利用は原則自由になった。そろそろ、次の大統領はあの法律の撤廃を考えるべきだろう。一度手に入れた権力は捨てないだろうとは思いつつ。






最終更新日  2008年10月24日 01時00分47秒
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2008年10月16日
カテゴリ:洋画(08)
この前の日曜、映画サークルでのこと。私がナタリー・ポートマンのファンだということは周知の事実で「この映画は見た?」と聞かれた。「えっ知りませんよ」「岡山市のシネコンだけでやっているから見落としたのね」「知りませんでした。情報ありがとうございます、必ず見に行きます」「ナタリーのファンだからねえ。でも行ったら後悔するかも……」ということで見に行きました。ちょっと遠い映画館。22:05上映。家に帰ったころは01:00を過ぎていました。

監督 : ミロス・フォアマン
出演 : ハビエル・バルデム 、 ナタリー・ポートマン 、 ステラン・スカルスガルド 、 ランディ・クエイド 、 ホセ・ルイス・ゴメス 、 ミシェル・ロンズデール 、 マベル・リベラ
宮廷画家ゴヤ.jpg
18世紀末のスペイン。宮廷画家に任命されながら、権力批判と社会風刺に富んだ作品も精力的に制作し続けるゴヤ。彼が手がけた2枚の肖像画の人物―裕福な商人の娘で天使のように美しいイネスと、異端審問を強硬するカトリック教会の神父ロレンソ―が運命的に出会う。異教徒の疑いで捕えられたイネスを救ってほしいとゴヤに頼まれたロレンソは、拷問を受け牢に繋がれたイネスに面会し、思わず抱きしめるのだった。(goo映画より)

映画の中では、ゴヤは単なる傍観者になっている。主人公は「ノーカントリー」で強烈な「悪」を演じたハビエル・バルデム(神父ロレンソ―) 、そして居酒屋でたまたま好き嫌いで豚肉を食べなかっただけで異端尋問にかけられユダヤ教だと告白させられて15年牢に閉じ込められるポートマン(イネス)である。彼女がナポレオンのスペイン侵攻で釈放された時の姿は確かに「見たら後悔する」ほどにボロボロになっていました。いやあ、役者魂です。私はこんなのは大好きです。口がひん曲がってしゃべるさまは最高です。バルデムを食っていました。

実はこの映画の見所は時代の波にのまれる三人の人物ではない。幾枚も幾枚も映画の大画面で示されるゴヤの「絵」である。実にしっかりとしたデッサン。そしてそれを超えて心の醜さを見事にキャンパスに描き切る。一方では、宮廷の細かい装飾類も忠実に写し取る。天使のような女と微妙に醜い女を描く、ゴヤの「天性」。心情的に常に庶民に寄り添う絵を描くことで偶然にも、動乱のスペインをも描くことになった。ということがよく分かる映画でした。映画の中で、ゴヤは右往左往しているだけのように思えるけれども、あの時代、いったい何が虐げられていて、何が醜くて、何が美しかったのか、一番知っていたのではないでしょうか。堀田善衛の「ゴヤ」を読んでみたくなった。







最終更新日  2008年10月16日 17時30分10秒
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