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カテゴリ:治療記1 (円錐切除)
結果が出るまでに数週間かかり、3月になってから結果を聞きに総合病院へ。
「あれからご自分でこの病気のことについて調べましたか?」と聞かれたので、 「いえ。先生のご説明が分かりやすかったので、特に。。。」とのんきに答えました。 すると、病理検査報告書と書かれた紙を見せながら、 「検査の結果ですが、ちょっと意外というか、悪いほうになってしまいました。」 と言ってから、「びっくりしてしまうと思いますが。。。」と言って、 報告書に書いてある「adenocarcinoma in situ of uterine cervix」という部分を指して 「carcinomaというのが、癌のことです。adenoは、腺という意味なので、腺癌ということです。」 ?????????? (- -)? ワタシ ガン デスカ ? ソウデスカ。 今までのんきにしていたので、急な展開についていけてないし、全く実感なし。 というのか、一気に頭が真っ白になって、逆に冷静な自分がいました。 「それで、この in situ というのが上皮内ということです。」 と言って、上皮内癌と浸潤癌の違いについて説明してくれました。 「これは2時の部分から見つかりました。他の3箇所には、glandular dysplasiaと書いてありますが、腺の異形成がありました。前回の検査では、この腺異形の疑いがあるということでしたので、今回はそれよりも悪いものが見つかってしまいました。」 「子宮頸癌には、扁平上皮癌と腺癌というのがあって、大体の人は扁平上皮癌なのですが、あなたのは腺癌といって、全体の1~2割くらいのやや珍しいタイプです。」 ここでようやく先生の言う「珍しいタイプ」を正しく理解しました。 「また、それぞれに、異形成・上皮内癌・浸潤癌という段階があります。先ほど説明した腺異形と上皮内腺癌は、ここの段階になります。」 と言って表みたいなものを見せながらすごく分かりやすく説明して下さいました。 ここまできて初めて、自分がどれだけ無知だったのか気付きました。 先生が始めに尋ねたように、普通の人は自分でもっと調べたりしてくるのでしょう ![]() 「上皮内腺癌が見つかった以上は、円錐切除が必要になります。しかも、腺癌というのは、ちょっとやっかいで、スキップリージョンといって、他の部分にポンポン飛び移ることがあるんです。ですので、少し大きめに切った方が良いでしょうね。妊娠・出産には大きな支障はありませんが、大きく切るので、少し流早産しやすくなることもあります。その場合は、子宮の入り口を縛る処置をして対応します。手術をするのは他の先生になるので、次回はその先生から手術の詳しい説明をします。ご家族の方も一緒に来てもらって構いません。それと、手術の前にMRIとCT検査をして下さい。」 「それと、今日は念のため、体癌の検査(内膜診)をしましょう。前回の検査よりもっと痛いと思うのですが、頑張って。」といわれ、え。。。 ![]() ![]() そう思いながら歯を喰いしばる準備をしていると、 ん?前回より痛くない。。。 痛いと言う人が多いようですが、わたしは何故か組織診のほうが痛かったです。 何か一気に大変なことになってしまったなぁ。。。と思いながら帰宅しましたが、 今の医療では、癌=絶対に死、とはならないことは何となく知っていたし、 上皮内癌だったこともあり、死ぬかもしれないという不安よりは、 子供が産めなくなったらどうしようという事の方がずっと不安でした。 その日の夜、主人に報告している時にようやく不安がこみ上げてきて、 泣きながら話しました。 次の日からは、子宮頸癌についてインターネットで調べまくって、ようやく色々な知識がつきました。自分が何を分かっているのか・いないのか、次に先生に会ったら質問したい事も具体的に浮かぶようになりました。 知識がついたからこそ不安になることもありました。 扁平上皮癌に比べて予後が悪いというのがとても不安にさせました。 主人は、インターネットの情報に振り回されすぎないようにと心配していましたが、 私は毎日のようにインターネットにかじりついていました。 そんな日々が続きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.11.03 14:14:20
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