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『ガン×ソード』
感想 最終回です ここまで自らの妄念に囚われた主人公、というのも珍しいと思います。 結局、ヴァンは自分の醜い復讐心に、もっともらしい理由を付けようとはしなかった。 敵に対しては罵倒を浴びせるのみで、最後の最後まで、本当に子供並の行動しかしない。 駄々をこねて、暴れて、周囲のことは省みない、自省しない。 ある意味、究極の純粋さを持った男でした。 そうして、彼は復讐を成し遂げた。 今の俺は、彼のことを愛しいとすら感じています。 ……いや、ウホッじゃねえよ。 こういうタイプの主人公は、ヴァン以外要りません。 他作品でたくさん湧いたら、殺意すら抱く人物像でしょうね。 だが、一人くらい、こんなのが居てもいい。 そう思わされたのだから、製作者の勝ちってことですかね。 『ガン×ソード』は間違いなく、『痛快娯楽復讐劇』でした。 その看板に、偽りはありません。 それも、極めて緻密に造られている…。 一見無駄に見える一話完結のお笑いエピソードですら、伏線の一部になっています。 というか…カイジさん、あんた何やってんの? 最終回で笑わせないで下さいw さて、そろそろ感想も終わりですね。 苦しい思いをして飲み会に出て良かった。 あそこでサボっていれば、この素晴らしいアニメに出会うことも無かったでしょう。 とても楽しかった。 やはりアニメには、まだまだ発掘されていない名作がある。 『ガン×ソード』は、それを俺に教えるに足る作品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.28 02:47:26
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