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カテゴリ:雑談
皆さん、こんにちは。
さきほど部屋の発掘作業をしていたら、懐かしい漫画が出てきました。 『クロノクルセイド』です。 架空の1920年代を舞台に、シスターロゼットと悪魔クロノの活躍を描いた漫画です。 アニメ化を果たした人気作で、俺の大好きな作品でもあります。 作品のアニメ化に際して、原作の内容が大幅に変更されるのはままあることですが、 それによって原作に対して違った視点を持つことが出来ることもあります。 『クロノクルセイド』もその一つだと思います。 ちなみにアニメ製作を担当したのは、原作レイパーの異名を取るGONZOです。 原作が終わる前にアニメが終了しましたので、後半は全くのオリジナル展開。 設定の根幹からして大きく食い違っていますが、結末の概形は同じでした。 結局は、修道女と悪魔の儚い恋愛に行き着きます。 アニメ版の方には世の中に対する諦観のようなものが付け加えられているので、 極めて好みが分かれるとは思いますが…。 この漫画とアニメに触れて、俺は悩みました。 果たしてどちらのロゼットの方が幸せだったのかと。 戦って、戦い抜いた果てに傷付き、ズタボロになるのは同じだとして、 愛する人と共に迎える最後はどちらが望ましかったのかと。 当然、俺は当事者ではありませんから、結論など出るはずもなし。 それでも考えずにはいられないほど、彼らの人生は痛々しく、勇ましかった…。 こんな感じに、漫画とアニメ双方が微妙に違う形の未来を提示することで、 俺の中で作品解釈の余地が広がったのは確かです。 原作追従がファンにとっては望ましく、安定した方法であることは間違いありませんが、 原作との差異について思考するのもメディアミックスの醍醐味の一つだと言えるでしょう。 ![]() なお、俺は漫画のエピローグでボロ泣きしました。 ロゼットはクロノの嫁! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.28 12:25:38
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