|
カテゴリ:PC『彼女たちの流儀』
『彼女たちの流儀』感想 第十回
火乃香ルート完了。 だが、俺にはもう鳥羽莉しか見えない。 「私の大切なコレクションを、どうしてくれるのよ!」 「隠・密・老・中よ!!」 トバリさん、それ姉DVDの逆……。 ※以下、人はネタバレを恐れるから 吸血鬼を管理する役人である火乃香と、人に屈して管理を受ける吸血鬼姉妹の関わりを通して、 作品の世界観の外郭が語られた。 過去に人間と吸血鬼は戦争し、人間側が勝利を収めたらしい。 「人は鬼を恐れるから」 「なんて情けない鬼かしらね。私たちは」 自嘲する鳥羽莉だが、本気で惨めだと思っているわけではなさそうだ。 そもそも、一族ごとに全く違う性質を持つ吸血鬼に連帯感など有り得ないだろ…。 「なにが、なんでも、キミを舞台に立たせる!」 「今日の文化祭は、あいつにとって、特別な舞台なんだ!」 「あたしのせいで、劇が出来ないなんて……冗談じゃ、ない!」 「鳥羽莉なんかどうでもいい」と抜かし、演劇の公演をすっぽかしたバカ胡太郎と対照的に、 鳥羽莉の一度限りの夢を成功させようと必死になる火乃香の格好良さが際立った。 「買い被りすぎだ。あたしは、吸血鬼のことなんか」 「……そうさ。吸血鬼なんか、大嫌いだ」 彼女は時折、吸血鬼への敵意を露にする一方で、 「結局、彼女たちも人間だったから」 と彼女たちに対する理解も見せている。 吸血鬼が原因で家庭崩壊した火乃香にとって、吸血鬼を正面切って受け入るのは難しいことだった。 でもまぁ、彼女は優しい上に分別のある大人の女性だし、 別段何十年と悩むこともなく、あっさりと感情の落とし所を見つけたように見える。 恋愛だけは不器用だがその他は最強という、ある意味メインヒロイン的とも言える娘だったな…。 ![]() ……実を言うと火乃香より先に千佐都を攻略しようと思っていたのだが、 どうしてもフラグを立て切れずに五回ほどバッドエンドに漂着した。 千佐都は、髪が緑色で、眼鏡をかけている。 だから正直期待していない。 別に眼鏡っ娘が嫌いなわけじゃない。 これはエロゲ界に伝わるジンクスなのだよ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.03 00:10:57
コメント(0) | コメントを書く
[PC『彼女たちの流儀』] カテゴリの最新記事
|